プログラムレポート


夏の熱中症対策を学ぼう プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2025年6月28日開催) 

6月28日は、㈱杏林堂薬局の管理栄養士、日髙彩夏先生と林真穂先生にご協力いただき、夏の熱中症対策について学びました。

2025年6月28日_夏の熱中症対策を学ぼう

杏林堂薬局は、調剤はもちろん、食品や日用雑貨品の販売、健康・美容相談など『総合生活者ストア』として私たちの生活に必要なものを取り扱っているお店です。

2025年6月28日_夏の熱中症対策を学ぼう

はじめに、管理栄養士のお仕事内容について教えてもらいました。

みんなが小学校で食べている給食のメニューは、管理栄養士さんが栄養バランスや食材の組み合わせ、調理のしやすさ、季節感などを考えて作ってくれています。

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その他、病院や介護施設などでは、患者さん・利用者さんの栄養管理や栄養指導などを行っています。

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杏林堂薬局の管理栄養士さんは、お客様から食事の相談や日々の健康を維持するためのアドバイスをお店で行っています。

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もちろん皆さんもピンクの白衣を着た管理栄養士さんをお店で見つけたら声をかけることが可能です。

ひとり一人の体調やニーズに合わせて食の健康のアドバイスをして下さいます。

 

今回は、「夏の熱中症対策について」をテーマに、熱中症の危険やその対策をみんなで学びます。

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「熱中症の症状」ってみんな知ってる?先生からみんなに質問です。

「気分が悪くなる」「頭が痛くなる」「頭がクラクラしてしまう・・・」「吐き気がしてくる」など、皆さん、軽度なものから重度なものまで色々答えてくれました。

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熱中症は、重症化すると、高体温、意識障害、全身のけいれんなどが現れ、命に関わることもあるので大変危険です。

対策として、こまめな水分補給と室内では扇風機やエアコンを使用して、室温を適度に保つことが大切です。

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ここで先生からクイズです。

「私たちは一日にどのくらいの水分を失っているのでしょう」、3択でみんなに考えてもらいます。

  1. 1リットルより少ない
  2. 1リットル~2リットル
  3. 2リットルより多い

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正解は、③の「2リットルより多い」です。

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気づかないうちに私たちは汗をかき水分を失っています。

夏場は汗で水分がどんどん失われ、それに見合う分だけの水分をとっていないと熱中症や脱水症状になってしまう危険があります。

ここでまたまたクイズです。

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「熱中症予防に最適な飲み物はどれでしょうか」、5択で考えます。

  1. 麦茶
  2. 緑茶
  3. ジュース
  4. スポーツドリンク

皆さん、⑤のスポーツドリンクに手を挙げてくれました。

正解です。塩分を適度に含んだ飲み物が熱中症予防に最適なのだそうです。

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実際に、みんなで経口補水液を作ります。

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ミネラルウォーターが入ったシェイカーの中に砂糖と塩を入れます。

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蓋をしっかりと閉めて、よく振ります。

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砂糖と塩が完全に溶けたのを確認したら、コップに注ぎます。

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味はいかがでしょうか。

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「ん・・・あまり好きじゃない・・・」「思っていたよりも甘くないんだね・・・」と少々複雑な表情を見せてくれました。

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その一方で、「甘じょっぱくて美味しい」「嫌いじゃないよ」と、飲み進める方もいましたよ。

さわやかさをプラスするために、レモン汁を少し入れてみます。

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「飲みやすくなった!」「こっちの方が美味しい!」と、レモン汁を少量入れた方が皆さんに好評でした。

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続いて、熱中症がもっとも発生しやすい場所をみんなで予想します。

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「外は暑くて危険だよね」「室内より室外の方が暑いはずだから熱中症のリスクは高いと思う!」と、大半の方が「屋外」のカードを選択していました。

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正解は、「家のなか(室内)」が熱中症の発生リスクが高いのだそうです。

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皆さん、この回答に非常に驚いていました。

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室内では、湿気や熱気がこもりやすく、気づかないうちに室温が上昇しまうのだそうです。そのため、室温28℃を目安に、冷房を上手に使用することが大切です。
特に高齢者や小さなお子さんは、熱中症になりやすいため、注意が必要だそうです。

 

最後に先生から「万が一、頭が痛い、または、気分が悪くなってしまった場合は、暑さをしのげる場所に避難し、楽な態勢をとり、周りにいる人に助けを求めてくださいね。」と教えていただきました。

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こまめな水分補給と熱中症予防グッズを上手に使って、今年の夏を乗り切りましょう。

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