プログラムレポート
おしごと体験フェスタ3日目 活動の様子(2025年6月14日開催)
公開日:2025年06月16日
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しごと・ものづくり講座
6月7日、8日、14日、15日の4日間は、公益社団法人静岡県職業教育振興会にご協力いただき、静岡県内19校23学科の専門学校による「おしごと体験フェスタ」を開催しました。
▼6月7日と8日に開催した際の様子はこちらをご覧ください。
6月14日は、 静岡アルス美容専門学校、専門学校中央医療健康大学校、中央調理製菓専門学校 静岡校、静岡県東部総合美容専門学校、タカヤマアドバンスビューティー専門学校、辻村和服専門学校、専門学校 日本建築藝術大學校の7校によるおしごと体験です。
その道のプロを目指す学生さんと一緒に、仕事の魅力や技を学びながら楽しく体験することが出来ます。
- 美容師のお仕事 ~まつ毛エクステに挑戦!~
静岡アルス美容専門学校の皆さんにご協力いただき、紙コップにまつ毛エクステを付ける体験をしました。
まつ毛エクステは、人工のまつ毛を専用の接着剤で、自まつ毛1本1本に装着する美容技術のことです。
目元の印象を変えたりすることができます。
まつ毛エクステにはたくさんの種類があり、色や長さ、カーブの角度などによって様々なデザインのまつ毛にすることができます。
色々な色のエクステをご用意していただきました。
好きな色のエクステを選んだら、右端からピンセットで1本ずつはさみます。
「1本ずつはさむのが難しい!」ピンセットを使って細かな作業に挑戦します。
専用の黒い接着剤をエクステの生え際側に付けます。
この時に、接着剤を付けすぎないようにして、余分な接着剤を取るようにします。
ひとつ一つ慎重に行います。
とても上手に出来ました。
静岡アルス美容専門学校の皆さん、素敵な体験をありがとうございました。
- 理学療法士・柔道整復師・歯科衛生士のお仕事 ~医療の仕事を知ってみよう!~
専門学校中央医療健康大学校の皆さんにご協力いただき、医療に関する3つの体験をしました。
1つ目は歯科衛生士のお仕事です。
はじめに、動物の歯の形について学びます。
ライオンは肉にかじりつく犬歯、馬は草をすり切る平らな歯など、動物の歯は食べる物によって異なる形をしています。
では、肉や魚、野菜、米など様々な食物を食べる人間の歯はどんな形をしているでしょうか。
とがった歯、四角い歯などそれぞれの形を観察しながら歯のパズルを完成させてみましょう。
歯が無くなると食事をすることができなくなってしまいます。
歯を大切にすることは命を守ることにも繋がります。
健康な歯を作っていくためには、毎日の歯磨きと歯医者さんでの定期的な健診が必要です。
ここで歯をきれいにしてくれるのが歯科衛生士です。
こどもの歯は20本、大人の歯は28本です。
いつまでも美味しく食事ができるように今から病気を予防していきましょう。
2つ目は柔道整復師について学びます。
接骨院で働く柔道整復師は、怪我を治すことができる先生です。
テーピングや包帯を巻いて患者さんの怪我が早く治るようにサポートします。
今回はパワーアップテーピングを実際に体験してみました。
テープの両端を引っ張りながら患者さんの腕に貼りつけます。
血を止めてしまわないように少し隙間を空けて貼るのがポイントです。
握力の変化を感じることができましたか?
3つ目はリハビリのお世話をする理学療法士です。
歩く・起きるといった動作や筋力強化練習をしたり、機械を使って検査をすることもあります。
怪我だけではなくがんや脳卒中など様々な病気の患者さんに対応します。
人間の身体には骨や筋肉がどのくらいあるか知っていますか?
骨は200本以上、筋肉は臓器を入れると400~600個もあるそうです。
リハビリをサポートするためには身体の仕組みを理解しておくことも大切です。
実際に身体を動かしてバランス能力の確認を体験してみましょう。
目を閉じたまま足踏みを続けると、最初にいた場所から少しずつ前や横に身体の位置が移動してしまいます。
今度は片足立ちの状態を保ちながら計算問題や質問に答えます。
足元がグラグラと揺れたり、普段は簡単にできることも難しく感じるため「集中できない!」という声もありました。
目からの情報や三半規管の働きが身体のバランスを支えてくれていることを実感できましたね。
しゃがんで足首を掴んだら足を伸ばしてストレッチ!柔軟性がアップする方法も教えていただきました。
専門学校中央医療健康大学校の皆さん、貴重な体験をありがとうございました。
- 調理師のお仕事 ~トッピングができるガレットを作ろう!~
中央調理製菓専門学校 静岡校の皆さんにご協力いただき、ガレット作りを行いました。
フレンチ、日本食、中華料理を学んでいる学生さんが先生として参加者に丁寧に指導します。
はじめに、先生のデモンストレーションです。
生地作りから、焼き上げ、盛り付けまでの全工程を教えていただきました。
早速、4人一組になってガレットを作っていきます。
ホットケーキミックスに牛乳、卵、無縁バターを入れてよく混ぜます。
生地が完成したら、フライパンで焼いていきます。
フライパンを上手に使って、生地を均等の厚さにします。
チーズとハムをのせて包み、四隅を折り曲げます。
クレープのように具材を包みたい方は、円形の状態でお皿に移します。
最後はトッピングです。好きな具材を自由に盛り付けていきます。
ボイルエビ、ゆで卵、ツナマヨ、スモークサーモン、ベビーリーフととても豪華なトッピングです。
皆さん、バランスよく並べていましたよ。
色どり鮮やかなガレットが完成しました。
「美味しい!」「生地ももちもちで最高!」「お家でも挑戦してみようっと!」皆さん大喜びです!
片付けも先生方と一緒に完璧に行ってくれましたよ。
中央調理製菓専門学校 静岡校の皆さん、素敵な時間をありがとうございました。
- 美容師のお仕事 ~カットに挑戦!~
静岡県東部総合美容専門学校の皆さんにご協力いただき、ヘアカットの体験をしました。
学校では髪を扱うことを学ぶだけでなく、保険の授業として髪や皮膚の作りなども学ぶことを教えていただきました。
今回は、実際に美容師さんが使っているはさみを使って、人毛でできた髪をカットをしていきます。
はさみの持ち方から丁寧に教えてもらいます。
カットしやすいよう、髪を水で濡らしていきます。
切る部分だけを残しダッカールでとめます。
圧をかけてコームを当ててしまうと毛先が揃わないため、真っすぐコームを下ろしてカットしていくのがポイントです。
前髪のカットもサイドの毛を切りすぎないよう慎重に切っていきます。
皆さん時間が経つごとに段々と慣れた様子でコームとハサミを使いこなしていました。
先生、生徒さんにコツを教えてもらいながら真剣にカットを進めます。
「おしゃれな髪型にする!」「毛先が揃っているより段になっている方が好き!」皆さん自分の好きな髪型を想像しながらカットをしていました。
静岡県東部総合美容専門学校の皆さん、ありがとうございました。
- 美容師のお仕事 ~ヘアアレンジに挑戦!~
タカヤマアドバンスビューティー専門学校の皆さんにご協力いただき、ヘアアレンジに挑戦しました。
学生さんから美容師のお仕事は、髪を切る、洗う、つやつやにするだけでなく、お客様の心もケアできるようにすることが大切であると教えてもらいました。
今回は、「くるみちゃんヘア」のヘアアレンジに挑戦します。
ハーフアップした髪をお団子にして、サイドをゆるく三つ編みします。
とても上手に出来ましたね。
次に、挑戦してみたいヘアアレンジを先生方に指導してもらいました。
リボンを上手に使ったヘアアレンジも素敵ですね。
高学年の皆さんは、ハイレベルなヘアアレンジにも挑戦していましたよ。
とても上手です。
是非、お家でもチャレンジしてみて下さいね。
タカヤマアドバンスビューティー専門学校の皆さん、様々なヘアアレンジを教えていただきありがとうございました。
- エステティシャンのお仕事 ~ハンドマッサージ体験とアロマバスソルト作り~
タカヤマアドバンスビューティー専門学校の皆さんにご協力いただき、ハンドマッサージ体験とバスソルト作りをしました。
「きれいになりたい、疲れがとれない」などの体の悩みを、お客様と一緒に解決へ導いたり、体の変化を一緒に喜び合えるのが、エステティシャンのお仕事です。
エステでは、機械を使って体のコリをほぐしたり細胞まで届く技術もありますが、人の手を使うことで、ぬくもりや温かさを通して体や心を元気にできるそうです。
今回は、親子でリラックスタイムを過ごします。
クリームやオイルを使ってマッサージをしたり、アロマオイルの香りに癒されて、体もすっきりする効果があります。
みなさんもラベンダー、ペパーミント、オレンジの中から、好きな香りを選びました。
学生さんのデモンストレーションを見てハンドマッサージを学んだあと、親子で実践してみましょう。
手の平、手の甲、腕までゆっくり動かし、時には力をぐっと入れて、ほぐしていきます。
「気持ちいい~」「とっても上手だね」とお家の方から言ってもらえて、うれしいですね。
みなさんエステティシャンの顔つきになってきましたね。
後半は、アロマオイルのバスソルトを作りました。
ぜひお風呂に入れて、リラックスタイムを過ごしてくださいね。
タカヤマアドバンスビューティー専門学校の皆さん、ありがとうございました。
- 和裁士のお仕事 ~着物型ティッシュケースを作ろう~
辻村和服専門学校の皆さんにご協力いただき、着物型ティッシュケース作りを体験しました。
「和服を裁縫する」と書いて「和裁」です。和服を作る人のことを「和裁士」と呼ぶのだそうです。
学生の皆さんが実際に着ている浴衣は、自分で仕立てたよと教えてくれました。
着物は一枚の長い「反物」という布から作られます。この「反物」を全て長方形のパーツに切り分けて手縫いで着物の形にするそうです。
「綿」と「絹」の反物を触って違いを確かめました。
浴衣や甚平に使われる「綿」は少しざらっとしていて、着物に使われる「絹」はつるつるとしていますね。
着物型ティッシュケース作りでは生地選びから行います。
好きな柄を選びます。
布を裏返しにし、ずれないように待ち針で止めてから丁寧に縫い始めます。
波縫いでなるべく均等になるように縫っていきます。
最初と最後の角は丈夫になるように返し縫いを行います。
全てが縫い終わったらアイロンをかけて形を整えます。
角を整えて完成です。
辻村和服専門学校の皆さん、ありがとうございました。
- 木造建築のお仕事 ~大工さんに挑戦~
専門学校 日本建築藝術大學校の皆さんにご協力いただき、「道具箱を作る」体験をしました。
建築とは、家屋やビル、橋などを作ることです。建築物には、木構造、鉄筋コンクリート、鋼構造があります。
木を使った有名な建物に国立競技場や日本平にある夢テラスがあります。
夢テラスは学生さんたちの先輩が建てたそうです。すごいですね。
今回は、大工さんのお仕事体験として「道具箱」を作ります。
使う道具は、とんかち(げんのう)、のこぎり、さしがね、やすりです。
まず木にくぎを打ちます。とんかちは打つ鉄のところが平たい面から打ち、最後は丸くなった面で打ち込みます。
コツをつかんでいくと、職人さながらにくぎを打っていました。
のこぎりは力を入れすぎず引くことが大事です。「木が動いちゃうからむずかしい」しっかりと左手で抑えます。
形になってきましたね。
組立ができたら、角をやすりがけします。
「道具箱の仕組みがすごい!」道具箱ができてとてもうれしそうでした。
「かんながけ」や「継手」の体験も行わせていただきました。
木造建築の魅力にどっぷり浸かることができましたね。
専門学校 日本建築藝術大學校の皆さん、ありがとうございました。
「おしごと体験フェスタ」の最終日は6月15日です。
様々な体験を通して、仕事の魅力や難しさなど、様々なことを感じてもらえると思います。
最終日もおたのしみに!