プログラムレポート
名前入り!カレースプーン 講座の様子(2025年4月29日開催)
公開日:2025年04月29日
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しごと・ものづくり講座
4月29日は小野銅工店の小野裕康先生にご協力いただき、名前入り!カレースプーン作りの講座を開催しました。毎回人気の講座ですが、今回もたくさんの方の応募してくれました。
この講座では、いろいろな種類の金づちやハンマー、道具を使って、自分の名前が入ったスプーンを作ります。
最初に先生が作り方の流れを教えてくれました。金づちはいつも土台の同じところに当たるように打つようにして、スプーンを動かして打つ場所を変えていくといいと教わりました。
さっそく、金づちで丸い部分をたたいていきます。うまくたたけると、スプーンにまるい跡がたくさんつきます。
「お鍋でこういう模様を見たことがある!」という参加者がいて、「たたいて作るお鍋の場合も同じような跡がつくんだよ」と、先生が答えてくれていました。どちらも叩いて作る、という共通点があることを発見できました。
「早くこのスプーンでカレーを食べたい!」と言いながら作業をする参加者もいました。完成が楽しみですね。
先生が1つずつスプーンを確認してくれ、形を整えてくれました。
続いて、スプーンの柄の部分に自分の名前をアルファベットをつけていきます。
最初にアルミの板を使って、練習をしました。アルファベットの刻印を指ではさんで持ち、ハンマーでたたくと板に文字が刻まれます。
今回のスプーンは「真鍮(しんちゅう)」でできているので、練習用のアルミより硬いので、本番では練習より、強めの力で思い切り打ちます。
刻印が滑ってしまうこともあるので、滑らないように注意しながら慎重に作業をしていました。
名前を刻む作業が終わったら、持ち手の部分をスプーンの裏側から叩き、持ちやすいように形を整えます。
持ち手や口があたる部分がとがっていると危ないので、丁寧にやすり掛けをしました。「滑らかになった!」と嬉しそうな声が聞こえてきました。
やすり掛けが終わったら、最後に金属研磨剤を使って、ピカピカに磨きます。
途中で輝き方を確認しながら作業をしていました。
力いっぱい磨くと、スプーンが輝いてくるので、みなさん夢中で磨いていました。
そしてピカピカのスプーンが完成しました!手は真っ黒になりましたが、スプーンはピカピカです!
完成したスプーンは先生が作ってくれた専用の紙袋に入れいて持ち帰りました。
お手入れをしながら使えば何十年も使えるとのことですので、ぜひ大切に使ってくださいね。
小野先生、ありがとうございました!