プログラムレポート
おしごと体験フェスタ 木造建築のお仕事 活動の様子(2024年6月15日開催)
公開日:2024年06月17日
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しごと・ものづくり講座
6月1日、8日、15日、22日の4日間は、公益社団法人静岡県職業教育振興会にご協力いただき、静岡県内16校の専門学校による「おしごと体験フェスタ」を開催しました。
その道のプロを目指す学生と一緒に、仕事の魅力や技を学びながら楽しく体験することが出来ます。
6月15日は、日本建築藝術大學校にご協力いただき「木造建築のお仕事」を行いました。
日本建築藝術大學校は、大工や宮大工、現場監督、建築士など建築に関するお仕事を希望する方が多く学ぶ学校です。
おしごと体験では大工さんが持っている木製の道具箱作りに挑戦して大工さんのお仕事を体験していきます。
まずは、先生が木造建築についてと「道具箱作り」で使う道具についてお話をしてくれました。
日本では古くからたくさんの木造建築物が建てられてきました。
最近では新国立劇場など、とても大きな木造建築物も増えています。日本平にある「夢テラス」は建築会社に就職した卒業生が棟梁(とうりょう)になり、指導監督して建てた木造建築物だそうです。
「道具箱作り」では主に「のこぎり」と「げんのう(かなづち)」を使います。他の道具を使うときは学生が作業工程を確認して、使う道具を教えてくれます。
「道具箱づくり」を始めます。難しい作業は学生がサポートしてくれます。
作業を進めていくうちに道具の使い方にも慣れて、一人で行えるようになりました。
立派な「道具箱」が完成しました。
道具箱が完成した人から「かんながけ」の体験をしていきます。かんなをかけるときの姿勢や力の入れ方を教えてもらいます。
コツをつかんで上手に削ることができました。
かんなで削ったら木の良い香りがします。部屋中が木の香りに包まれました。
木材を釘やネジを使わずにつなぐ「継手」と「仕口」で組み立てたサンプルを先生がたくさん用意してくれました。
ひとつひとつ分解して組み立ててみると、それぞれ違った方法でつながれているのがよくわかります。立体パズルのように順番通りに組み立てると完成させることができます。
木造建築の色々な魅力を体験できました。
日本建築藝術大學校の皆さん、ありがとうございました。
6月22日は、「おしごと体験フェスタ」の4週目が開催されます。
おたのしみに。