プログラムレポート
おしごと体験フェスタ!和裁士のお仕事 活動の様子(2024年6月8日開催)
公開日:2024年06月13日
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しごと・ものづくり講座
6月1日、8日、15日、22日の4日間は、公益社団法人静岡県職業教育振興会にご協力いただき、静岡県内16校の専門学校による「おしごと体験フェスタ」を開催しました。
その道のプロを目指す学生と一緒に、仕事の魅力や技を学びながら楽しく体験することが出来ます。
6月8日は、辻村和服専門学校の皆さんにご協力いただき「和裁士のお仕事、着物型ティッシュケースを作ろう!」を開催しました。
和裁士は、ミシンなどは使わず手縫いで着物を縫うお仕事です。
学生さんの中には、着物を一から手縫いで仕立てた方もいるそうです。
浴衣や着物を見せてくれました。
着物を結ぶ反物は、もともと長いもので、切って手縫いをするそうです。
「みなさん着物を着たことがありますか?」の質問には「浴衣を着たよ」「七五三で着物を着たよ」の返答がありました。
素早く、綺麗に縫う『運針』を披露してくれました。
細かくて、早くて、丁寧な縫い方。すごいですね!
ティッシュケースに使う生地を選びます。
先生方が襟の部分をつけて下準備をしてくれました。
いよいよ自分で縫っていきます。
学生の皆さんが一人ずつ丁寧に教えてくれます。
糸の長さは、線の長さに合わせて、プラス10㎝くらい余裕をもって切ります。
布をひっくり返し、線の部分をまっすぐ縫います。
皆さんひと針ひと針、丁寧に縫っています。
最初と最後の角の部分は、糸が抜けず、布をしっかりさせるために返し縫いを行います。
布が重なっていて硬かったけれど上手にできました。
学生の皆さんが、難しいところはお手伝いしてくれました。
縫ったところがデコボコしていないか、指先で触って確認します。
こまめに、アイロンをかけて、縫いやすくしっかりとさせます。
皆さん順調に縫うことができました。
最後にアイロンをかけて、ひっくり返したら、角を直して完成です。
まだ時間があったので、いろいろな技法を教えてもらいましたよ。
- ステッチ縫い
名前やイニシャルを縫いました。
- 刺繍
星や、お花、雪の結晶、ハートを縫いました。
皆さん、最後まで集中して素敵な着物型ティッシュケースを作り上げることができました。
辻村和服専門学校の皆さん、ありがとうございました。
6月15日は、「おしごと体験フェスタ」の3週目が開催されます。
お楽しみに。