プログラムレポート
ま・あ・る×マリナート特別企画 春の音楽鑑賞を楽しもう 館外講座の様子(2024年3月20日開催)
公開日:2024年03月20日
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しごと・ものづくり講座
3月20日(水)はま・あ・る×清水文化会館マリナート特別企画の講座を開催しました。
サクソフォン奏者の須川展也さんと市民吹奏楽団マリナート・ウインズのコンサート当日に、マリナートさんの協力により講座が開講されました。
前半はマリナートスタッフの堀内桃子先生が演奏会をもっと楽しめるようになるための講義を行い、その後、会場を移動してコンサートの鑑賞をしていただくという内容です。
最初に堀内先生がマリナート・ウィンズの紹介をしてくれました。
マリナート・ウインズは、静岡市民を中心に吹奏楽を愛好する方々が団員となり活躍しています。
2015年からスタートした期間限定の吹奏楽団とのこと。市民吹奏楽団なので、年齢は中学生からシニア層の方まで幅が広いそうです。
大人の方々は普段は1人1人違うお仕事をしていますが、コンサートのために集まって練習を重ねて本番を迎えるそうです。
今日のコンサートのパンフレットの表紙に載っている楽器を持った人たちのイラストがいろいろな服を着ているのはそのためです、と教えていただきました。
チャレンジチームとアドバンスチームの2つのチームがあり、団員の数は合計150人も所属しているそうです!
次に吹奏楽で活躍している楽器の紹介をしていただきました。木管楽器、金管楽器などを紹介していただきました。
楽器の写真をみて、楽器の名前を参加者の子どもたちが答えていきます。
「サックス!」「フルート!!」とよく目にする楽器は自信満々に大きな声で答えてくれる子が多かったです。
子どもたちはあまり見慣れない楽器の問題もありましたが、楽器に詳しい子が元気に答えてくれました。クイズを通して楽器の名前をたくさん知ることができました。
続いて、マリナート・ウインズの方が参加者の後ろで生演奏をして、その音色を聴いて楽器の名前を答えるクイズを行いました。
子どもたちに姿が見えないようにドアに隠れながら演奏をしてくれました。
子どもたちが知っていそうな曲を演奏してくれる方もいました!
どの楽器も素晴らしい音色でしたが、音だけで楽器を当てるのはなかなか難しかったようで、正解の楽器が発表される毎に歓声があがっていました。
続いて、団員の方々6名によるミニコンサートがありました。音当てクイズのあとだったので、1つ1つの楽器の音が重なり合って1つの音楽になっているのがとてもよくわかりましたね。
息もぴったりでとても素敵な演奏でした。
後半は、団員の方にインタビューを行いました。
「どうしてその楽器を選んだのですか?」と子どもたちから団員の方に質問がありました。
「憧れのミュージシャンがいてその影響で選んだ」
「吹奏楽部に入ったときに、希望していた楽器は人気がありすぎたので、今の楽器を選び、最初は弾き方もわからなかったけどすごく好きになった」などそれぞれの楽器との出会いを教えていただきました。
途中、須川展也さんが会場に駆けつけてくれました。須川展也さんは、日本が世界に誇るクラシカル・サクソフォン奏者でマリナート・ウインズの音楽監督です。
参加者のみなさんに今日のコンサートの流れなどをお話していただきました。
須川先生を見送ったあとは、再びインタビューが続きます。
「どんな気持ちでコンサートをするの?」という質問がありました。
「お客さんに気持ちが届くように!」「曲が好きという気持ちを込めて演奏したい」「お客さんが感動してくれるような音を出したい」など、それぞれの気持ちをお答えいただきました。
最後の質問では、「どのくらい高い音がでますか?」という質問があったので、団員の方々がそれぞれの楽器の限界の高音に挑戦してくれました!
どのくらい高い音がでるのかがわかったと同時に音域がとても広い楽器と狭い楽器があることもよくわかりましたね。
最後に堀内先生から、これから鑑賞するコンサートでのマナーについても教えていただきました。
マナーを守ることでコンサートに来た方全員が気持ちよくコンサートを楽しめるようになります。マナーをしっかり守って、コンサートを存分に楽しみましょう!
参加者アンケートには「たくさんの楽器をきいて、楽器1つ1つに個性があっていいなと思った」
「それぞれの楽器の音を単独で聴けてよかった」などの感想がありました。
マリナート・ウインズのみなさま、堀内先生、ありがとうございました!