プログラムレポート


マンガ模写に挑戦! 講座の様子(2024年1月14日開催)

1月14日は岩本三四郎先生にご協力いただき、「マンガ模写に挑戦!」の講座を開催しました。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

▼前回の様子はこちらをご覧ください。

マンガを描こう! 講座の様子(2021年12月12日開催)

この講座ではプロの漫画家が使っている「Gペン」「スクリーントーン」を使って好きなマンガを模写していきます。

模写することを通して、元絵をよく見たり真似することにより線の流れやタッチなどを知ることができ、効果的な描き方をイメージしやすくなります。

普段から絵を描くのが好きなひとばかりなので、始まる前から皆さんワクワクしています。

 

まずはバランスどりするためにコピー用紙に全体像を描いていきます。この工程を「ラフ」といいます。

ラフは元絵と同じくらいの大きさで描くのがコツです。違う大きさで描いてしまうと、後の工程でに線を引くときに線の太さも変えなければいけなくなり、模写が難しくなってしまいます。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

 

ラフで全体像を掴めたら本番用のケント紙に下描きをしていきます。

シャープペンシルを使うとケント紙に跡がついてしまい、線を消しても跡が残ってしまいますので、下描きは跡が付きにくい鉛筆で描きます。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

 

下描きができたらいよいよペン入れです。ここで「Gペン」が登場します。

Gペンはペン先が万年筆のようになっていて、筆圧を強くするとペン先が開いて太い線が引けます。

筆圧を調整することで違う太さの線を連続して描くことができます。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

マンガの線の太さは一定ではありません。Gペンは線の太さに変化をつけることが容易なのでマンガを描くのに適しているのですね。

まずは練習用のケント紙に試し描きをして、ペンの使い方に慣れてから本番のペン入れに移っていきます。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

 

ペン入れが完了したら筆ペンで線の太さを強調したり真っ黒い箇所を塗っていきます。真っ黒い箇所を塗ることを「ベタ塗り」といいます。

筆ペンで線の強弱を強調することで抑揚のある魅力的な絵に仕上げることができます。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

 

最後の工程のスクリーントーン貼りを体験していきます。色がある箇所にスクリーントーンを貼ることで色の濃淡が表現でき、白黒の印刷に適した色の表現ができます。

スクリーントーンを絵の上に置いて、貼る形より少し大きめに切り出していきます。この時にスクリーントーンのシートのみを切って台紙は切らない力の加減で切るのがコツです。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

スクリーントーンを切り出したら台紙からはがして絵に貼りつけ、線をなぞるように切っていきます。

この時に力を入れすぎると絵も一緒に切ってしまうので、先ほどのスクリーントーンのシートのみを切る力の加減が活かされます。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

 

 

3時間半の長い講座でしたが皆さん集中して黙々と描き進めていたのが印象的でした。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

初めて使ったGペンやスクリーントーンでしたが、皆さん使いこなして完成度の高い作品が仕上がりました。

2024年1月14日_マンガ模写に挑戦!

 

先生が絵を描く上達方法として、まずはトレーシングペーパーなどを使って上からなぞって描くことから始めて、次に横に置いて描くのを経て、最後は見ないで描けるようになるとよいと教えてくれました。

 

今回の講座の経験を活かして、これからもマンガを描くのを楽しんでいきましょう!

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