プログラムレポート
プラレールプロジェクト 活動報告(2023年7月1日・2日・8日・9日)
公開日:2023年08月01日
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プロジェクト
静岡県内の路線図をプラレールで再現する「プラレールプロジェクト」が7月に始動しました。
▼当館で企画しているプロジェクトについてはこちらをご覧ください。
今回のプロジェクトは、プラレールレイアウトのスペシャリストで清水区出身のぺたぞうでんしゃ王国の「ぺたぞうさん」にご協力いただきました。
電車が大好き、プラレールが大好きな方々から多くのご応募をいただき、厳選なる抽選の結果、小学3年生~小学6年生の計15人のメンバーが決まりました。
【プロジェクトの最終目的】
7月8日・9日に開催する「たなばた★ま・あ・る」の目玉企画の一つ「プラレールであそぼう!たなばたスペシャル!」を運営すること!
本番に向けての活動が7月から始まりました。
【7月1日 静岡県で走っている車両を作ろう!】
プラレールプロジェクトに落選した方で参加を希望した方と、プラレールプロジェクトのメンバーたちで、まだプラレールとして発売されていない「静岡県内で走っている車両」のカバーを作りました。
静岡県で走っている「伊豆箱根鉄道」、「岳南鉄道」、「静岡鉄道」、「遠州鉄道」、「身延線」の中で自分が描きたい車両を選びました。
車両のデザインを忠実に再現するために、写真やipadでじっくり調べました。
デザインを考えている時は、好きな車両や好きな路線などについて参加者同士で楽しそうに話をしていました。
この日はじめて会ったとは思えないほど話が盛り上がっていました。好きなことが一緒というのは、人と人との距離を縮めてくれますね。
細部にまでこだわって色を塗っていました。電車が好きなことが丁寧な取り組みからも伝わってきます。
完成しました!
どの車両もとても忠実に再現されています。早速、プラレールの車両にかぶせて走らせてみます。
実際に走っている姿を見ると、「かっこいい!」「本当に走っているみたい!」とうれしそうな声が溢れていました。
電車を走らせたこの豪華な立体レイアウトは、講師のぺたぞうさんが『たなばた★ま・あ・る』のために制作してくれたものです。
本格的なレイアウトで自分の作った電車を走らせることができて、こどもたちは大興奮でした!
【7月2日 静岡県内の路線図設営】
この日はプラレールプロジェクトの参加者15名とぺたぞうさんとその仲間のみなさんとで、プラレールで静岡県内の路線図を設営しました。
まずは、どの路線と駅を作っていくかをみんなで相談しました。
「伊豆箱根鉄道は欠かせない!!」「井川線は、どこまでの駅を置く?」「あまり細かく再現しすぎると入りきらなくなるよね」など、意見がどんどん出て路線図のイメージができていきます。
完成した路線図をもとに、「西側」と「東側」に分かれて設営作業を進めていくことになりました。
ぺたぞうさんから、プラレールの組み立てのコツやきれいに見える展示の仕方も伝授されました。
まずは、レール以外の部分の準備をします。山と川、そして木、ビルをつくりました。
山とビルは段ボールの箱を組みあわせて作っていきます。
木は、ブロックを組みあわせて花や葉っぱを表現していきます。桜の木はピンク、紅葉は赤や黄色などのブロックを組み合わせていきます。
そして完成した山に木をのせて、山らしくしていきます。
こちらには「富士山」が完成しました!!頂上部は雪が積もっているようです。
そして、川は水色のブロックを使って再現していきます。
川の流れる方向なども実際の地図を見ながら再現していました。
伊豆半島には桜並木が出来上がりました!満開でとても綺麗です。
そして、いよいよレールを組み合わせて路線図を作っていきます。
レールの組み立て作業に入ると、メンバーのテンションがさらに上がりました。
「こっちにトンネル持ってきて!」「駅はこの位置でどうかな?」「川がここにあるからこれじゃ実際の線路より南過ぎじゃない?」など、メンバー同士で確認しながらものすごい熱気とスピードで組み立てていきました。
こどもたちの首筋には汗が光ります。どの子も集中していて真剣そのものです。
ぺたぞうさんからのアドバイスでトンネルの位置を修正したり、川の位置や山の位置とレールとの距離を調整したりしていよいよ完成が近づいてきました。
電車に詳しくないお客さんにも目で見てわかりやすいように完成した駅や川の近くに、表示を立てました!
駅の表示と同じように、漢字にはふりがなをつけて、ローマ字表記も書きました。
プロジェクトの名前を書いた看板も作成!!
▼完成した路線図は、こちらの動画からご覧ください!
【7月8日・9日 『たなばた★ま・あ・る』当日】
プロジェクトメンバーは、黄色の法被を着て「静岡県の路線図」と「プラレール広場」に分かれてお客さんの対応をしました。
「静岡県の路線図」担当は、路線図を見にきてくれたお客さんに電車や路線の説明をしていました。
また、車両が止まると電池の入れ替えや車両の接続部分の調整を行いました。
そのおかげで、お客さんは常に動いている車両を楽しむことができました。
「プラレール広場」担当は、車両の貸し出し受付や電池交換、そしてプラレールの組み立て方をお客さんに伝えたりしました。
お客さんからは、「こんなことも知っているんだ!すごいね!」とたくさん声をかけてもらいました。
またちびっこさんには、やさしくプラレールの遊び方を伝えていて、教えてもらったちびっこさんは嬉しくてニコニコしていました。
長時間の活動時間でしたが、元気いっぱいに活動をしてくれました。
たくさんのお客さんに楽しんでもらうことができ、プラレールプロジェクトは大成功でした!
プラレールプロジェクト参加者のみんな、お疲れ様でした!
そしてご協力いただいたぺたぞうさん、ありがとうございました。