プログラムレポート
クリーニングのおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2023年5月7日開催)
公開日:2023年05月09日
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こどもバザール
5月7日は、富士ドライ商会様のご協力で「クリーニングのおしごと」について教えてもらいました。
まず、先生からお洗濯の種類についてお話がありました。
お家の洗濯機でやっている「水洗い」、クリーニング屋さんにお願いする「ドライクリーニング」の2種類のお洗濯の方法を教えてくれました。
それぞれ、「お水で落ちやすい汚れのお洗濯」「お水では落ちにくい汚れのお洗濯」と汚れによってお洗濯の方法が違うそうです。
ここで先生から質問です。
「ドライクリーニングってなにを使って洗っているのしょう?」
皆さん、自分が思った答えの時に手を上げました。意見が分かれました。
答えは、なんと2の「石油(石油性溶剤)を使って洗濯をする」でした。
水を使わずに、油汚れを落とすことが出来るので、繊細な生地の伸び縮みや色褪せの心配をすることなくお洗濯ができます。
クリーニングでお客様から服を預かった時に使う特別なタグも見せてもらいました。
クリーニングをしてもしわくちゃにならない紙と、色が落ちないペンでしっかりと記入します。
そして大きなホッチキスで取れないように紙を止めるそうです。
針もこんなに大きいんですよ!
どんな服が水洗い出来て、どんな服が水洗いできないドライクリーニングの必要があるものなんでしょうか?
それを教えてくれるのが「洗濯表示」というものです。
ほとんどの服のタグのところを見ると、様々なマークが描いてあります。
これが「洗濯表示」というもので、その服に適した洗濯の方法を教えてくれています。
お家の洗濯機でお洗濯できるのか、できないのか。
洗濯機でお洗濯できるものでも、どんな洗い方が適切なのか。
漂白はできるのか、乾燥機は使えるのか、どうやって干したらいいのか・・・などその服の色々な情報が「洗濯表示」には描いてあります。
実際に、見本の服のタグを見て洗濯の方法を仕分けてみましょう。
基本的な分け方は4つです。
- 水洗いができて、色の薄いもの
- 水洗いできなくて、色の薄いもの
- 水洗いできて、色の濃いもの
- 水洗いができなくて、色の濃いもの
色の濃いものと、色の薄いものを一緒に洗濯すると濃い服の色が薄い色の服に移ってしまうことがあるので、ここもきちんと分けておくんですね。
みなさんタグと先生から配ってもらった紙をよく見て洗濯物の仕分けをしました。
先生も一緒に見てくれました。
仕分けが終わったら、もう1つとても大事なことを先生が教えてくれました。
それはポケットの確認です。
洗濯の時に混ざってはいけないものが入っていないかを、お客様から服を預かる時に必ず確認します。
マスクやティッシュ、爪楊枝やボールペン、時にはお金などが入っていることもあるそうです。
また、ファスナーが他の洗濯物に引っかかってしまわないように、ファスナーはきちんと閉じるようにします。
ポケットの中やファスナーについてはお家でも、お洗濯の前に確認しておいたほうが良いですね。
仕分けて、ポケットの中も確認出来たら、それぞれのコーナーに分けておきます。
皆さんしっかりと分けることが出来ました。
お家でも意識してできそうですね。
先生から、クリーニングのおしごとで心がけていることのお話がありました。
クリーニングに出されるものは、新品のものではありません。
お客様が大切にしているもの、お気に入りのものだから長く使いたいと思って、大事にお洗濯してくれるクリーニングに出すんですね。
先生たちは、クリーニングに出されるものを、お客様の気持ちになって、大切に丁寧に扱っています。
そんな気持ちを込めて先生たちは服をきれいに畳んでいます。
先生に、「プロの服の畳み方」を見せてもらいました。
とってもきれいに畳めるので、思わず皆さんから拍手が出ましたね。
「プロの服の畳み方」を、今度は皆さんにやってもらいます。
襟ぐりから袖ぐりの間に畳み筋をつけて、背中側に袖を折り畳んで、二つ折りにします。
そうすることで、きちんと服の正面が前を向いて、タンスにしまったときにも分かりやすくなりますよね。
とてもきれいにできました!
自分の服もこれでばっちり畳めますね!
お洗濯の種類や上手な服の畳み方も学ぶことができました。
お家でも役に立つことをいっぱい知ることが出来ましたね。
「クリーニングのおしごと」、またの開催をお楽しみに!