プログラムレポート
CADで図面を描いてみよう! 講座の様子(2023年3月20日開催)
公開日:2023年03月24日
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しごと・ものづくり講座
3月20日は、CADを使った図面製作の講座を開催しました。
講師はMASの川﨑蒼士先生です。
※MAS(ま・あ・るアシスタントスタッフ)とは、こども店長OB・OGである18歳以上のアシスタントスタッフのことです。
▼こちらより下の記事は、川﨑蒼士先生が当日の様子をまとめてくれました。
まずは、住宅の基本的な事について説明しました。
開口部についてや図面の種類・屋根のかけ方など模型を使いながら説明しました。
今回設計する住宅は木造平屋建てですが、在来軸組み工法について、尺貫法について解説しました。
また、畳は京間・中京間・江戸間・団地間など種類があり、中京間(910×1820)は尺貫法が分かりやすく、現在は主流になっています。
梁のスパンが大きすぎると屋根の荷重に耐えられなくなるので、柱が一定の間隔に必要であることなど、間取りを考えるだけでなく荷重や水平力にも注意しなければなりません。
見本となる間取りを挙げ、部屋の用途や広さなどを説明しました。
参考になる図面があった方が自分で考える際には参考になるはずです。
CADで図面を描くにあたって、各自で間取りを考えてもらいますが、注意すべき点がありました。
- 敷地は自由に考えてよい
- 在来軸組み工法平屋建て
- 敷地は平坦で地盤は良好
- 家族構成は最低でも3人
- 2世帯住宅や兄弟など自由に考えてよい
- 各部屋に窓を設ける
これらの条件を提示しましたが、参加者の皆さんは無窓の部屋が出来てしまったりと、苦戦していました。
自分の家の間取りを参考にしながら書いたり、本やインターネットを使って書いている人もいました。
各部屋については予め大きさを指定していたので、パズルのように配置していく作業となりました。
リビングや子供部屋や寝室を日当たりの良い南面に配置したり、ベランダを外に作ったりと、各自の考えた間取りがエスキースで書きあがりました。
エスキースとは、建築の間取りの下書きのことで、今回はCADに書き起こす前の紙で描いた図面を指します。
このエスキースで書いた間取りを元に予め作成しておいたパーツをJw_cadで入力していきました。
パーツにも色々な種類があり、探すのに皆さん苦労していました。
今回は時間の制限や難易度の点からパーツを入力するだけになりましたが、本来は設計会社でも使われているフリーソフトなので、完成しなかった人も家庭のパソコンにインストールして触れてみてください。
どんな点にこだわったのか、この家のどこを見て欲しいのかなど説明できるといいですね!
また、一戸建ての住宅に住んでいる人はおうちの人にどこにこだわったのかなど色々聞いてみてください!
大人になって家を建てるときこの講座で習ったことが役に立てば幸いです。
以上、川崎蒼士でした!