プログラムレポート
10年をふりかえるシリーズ『お店ノート』:バザール日記
公開日:2023年03月21日
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こどもバザール
『ま・あ・る』は2023年1月に10周年を迎え、手元に残していた「こどもバザール」の資料の片付けをはじめました。
でるわでるわ懐かしいものたち・・・。
せっかくなので「こどもバザール」の歴史を振り返りたいと思います。
今回は「こどもバザール」の“お店ノート”です。
この“お店ノート”は各お店に1冊あり、同じお店を担当するこども店長同士が連絡し合う用に使っていました。
活用方法のルールはなく「必要な人は必要なときに使う」という感じだったので、お店の色や個性が出るノートになっていました。一部ご紹介します。
◆UVレジンや
2018年3月~2020年2月(23期~30期)の約2年間活躍していたお店です。
社員さんの受け入れ方法や商品の単価やそれにかかる材料費、1日の販売個数などが細かく記録してあります!!すごい!!
◆ゆうびん局
2015年9月~2018年3月(11期~22期)にあったお店です。
「『ま・あ・る』でしか会えない“まる友”にお手紙をかこう!」というテーマを掲げてのオープンでした。
『ま・あ・る』で出会う友だち同士のメッセージ交換だけではなく、「こどもバザール」のお店やこども店長にハガキを出したり、お家の方へ渡すお手紙を書いたりと活用の幅が広がっていました。
市民証のラミネートサービスは、ゆうびん局がスタートだったんですね!
現在は本屋さんで市民証をラミネートすることができます。
◆デコめいしや
2015年2月~2020年2月(8期~30期)の約5年間、担当するこども店長がアイデアを出し続けて、継続していたお店です。
自分のオリジナル名刺をオーダーして作ることができて、友だち同士で交換をしたり、おそろいの名刺をつくったりしていましたよ。
開店初日に気づいたことがリストアップされています。
- 社員の仕事が少ない!!
- めいしを作るお客さんが少ない!!
- めいし以外は売れない…。
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イニシャルシールやスパンコールシールの数を増やしたほうがいい
運営して気づいた課題を出して、改善案を出し、他のこども店長に伝えて実行するところまで、自分たちで考えてできていることに驚きです。
当時の値札です。
ちびっこさん、社員さん、そして店長と同じ商品で3種類の値段がついていたことがわかります。
歴代のお店のなかでデコめいしやが一番たくさんノートを使いました!!5冊!!
◆プラバンや
2013年1月(0期)~と開館当初から人気のお店です。
実は、1期のときは「プラスチックラボ」というお店で運営をしていて、2期には閉店し、3期で復活しています。
お片付け方法について細かくメモがあって感心していたら、このときは「おかたづけ評価」なるものがあって、プラバンやは「A」になったことがなかったため「A」をもらうためにできることを考えて提案したということがわかりました。
「人まかせにしないで、自分がしっかりやる!自分がやらなくてどうする。」
心に響きます。
◆ハローワーク
ハローワークはなくなることのない場所です。
大混雑のハローワーク。なつかしい。こんなふうになる日も近いかな。
4月1日から新学年になり、新1年生さんが「こどもバザール」でおしごとデビューします。
ハローワークの店長は、新1年生にも伝わるようにどうしたらいいか考えながら仕事をしていました。
おしごと紹介の方法も、「お店の説明をしたら手が挙がったよ」ということをみんなに共有し、「お店のキャッチコピーを考えようと思う!」と提案しています。
全部紹介できず残念です。
自分たちで、問題点を見つけて、改善案を出して、チャレンジして…。
それを繰り返しながらお店を運営して、「こどもバザール」をつくってくれたことがよくわかる記録でした。
こども店長のみんな、ありがとう!!