プログラムレポート
やってみよう!GLICODE® 講座の様子(2023年2月12日開催)
公開日:2023年02月16日
-
しごと・ものづくり講座
2月12日は山梨大学三井研究室、常葉大学酒井研究室の皆さんにご協力いただき、GLICODE®(グリコード)に挑戦する講座を開催しました。
GLICODE®(グリコード)とは、ポッキーを専用のカメラで撮影することでプログラムを作るアプリです。
ポッキーを撮影して作ったプログラムで、ステージの中の「ハグハグ」を動かして、泣いている子のところまで連れて行ってあげましょう。
今回は、本物のポッキーではなくポッキーの絵が描いてあるカードを使いました。
ハグハグを右に動かしたいときは、ポッキーのチョコレートがついているほうを右に向けて撮影をします。
上下左右、それぞれに動かしたいときはチョコレートがついている向きに注意して撮影しましょう。
試しに一つ、練習ステージに挑戦です。
ハグハグを右に1歩動かしてみましょう。
ポッキーのチョコの向きに注意して並べて、写真を撮ります。
写真を撮る時に画面の左に読み取ったプログラムの内容が出るのでしっかり確認しましょう。
プログラムが完成したら、ステージ画面に戻ってプログラムを実行させます。
上手くいきましたね!
練習問題に挑戦しながら、先生に2つ、大切なことを教えてもらいました。
1つはハグハグは「ポッキーを撮影した時の左から順番にプログラムにして実行する」ということ。
ステージの形を見ながらポッキーを並べていきますが、ステージの形そのままに撮影することはできません。
上手にカメラで読み取るには、「左から順に」ハグハグにさせたい動きを並べていきます。
ステージを上から見て考えるのではなくて、先生が最初に言っていた「ハグハグの気持ちになって」考えてみることが大事なんですね。
グリコードに限らず、どんなプログラムも、上から順にだったり、左から順にだったりと、プログラムを実行する順番が決まっています。
これは難しい言葉でいうと「順次処理(シーケンス)」と言います。
もう1つは「反復処理(ループ)」です。
先生が見せてくれた、この練習問題。
泣いている子のところまでハグハグを動かすには全部で7回ハグハグを右に動かすプログラムが必要です。
ハグハグに同じ進み方を続けてほしい時、使うポッキーが多すぎると並べるのが大変だったり、撮影するのも大変だったりします。
そこで、ハグハグに繰り返してほしい動きの部分をカタカナのハの字にしたポッキーでカッコのように囲みます。
ハの字に挟まれたチョコレートが右を向いているポッキーを読み取ってみると、画面の左に水色の「くりかえす」で挟まれた「右にうごく」が出てきました。
こうすることで、ハの字に挟まれた動きをハグハグは繰り返すようになります。
7本必要だったプログラムが、3本で作ることが出来ました。使うポッキーを節約できましたね。
実際に難しいプログラムを作る時も、どうやって少ないプログラムで動かすかということを考えます。
プログラムの複雑さが、ポッキーの本数で見ることが出来るのでとっても分かりやすいですね。
練習問題が終わったら、いよいよ本番のステージに挑戦です!
シーケンス、ループそして最後にはイフと書いてあるコースがあります。
上から順番に、シーケンスコースからどんどん進めていきましょう!
二人一組でチームを組んでやっていきます。
撮影する係とポッキーを並べる係に分担したり、ステージ毎に交代したり、2人で一緒に考えたりして進めていきます。
撮影してプログラムが出来たら、上手くいくか2人で一緒に見てみます。
上手くいかなくても大丈夫!
どこで上手くいかなかったをしっかり見て、どうすればいいか考えて、プログラムを作り直して何度でもチャレンジです。
難しいところは手を挙げて、先生と一緒にやってみました。
シーケンスのステージ、ループのステージが終わって登場するのが「分岐処理(イフ)」のステージです。
イフのステージは、ハグハグに簡単な動き(「右に進むを繰り返す」など)だけをお願いしておいて、AボタンやBボタンを押したときにだけ違う動きをさせるステージです。
ボタンを押すタイミングが重要で、しっかりハグハグの動きを見ながら、泣いている子のところに行けるようにお手伝いをしました。
ハグハグのプログラムがどうなるかを想像しながら、それぞれのボタンに必要なプログラムを作って撮影します。
上手くいきました!
最後に、ステージの進行度に合わせてシーケンス名人、ループ名人、イフ名人の賞状をもらいました!
グリコードはタブレットやスマートフォンで遊ぶことが出来るので、興味のある人はお家でも引き続きチャレンジしてみてくださいね。