2月11日は静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校のご協力で「航空会社のお仕事体験！」を開催しました。

今回も国際エアライン科の学生の皆様が先生となって、小学4年生から6年生を対象に航空会社のお仕事体験プログラムを企画してくれました。

 

エアラインの先生からは、「機内実習室」で客室乗務員のお仕事を教えてもらいました。

初めに挨拶と自己紹介です。先生の立っている姿を見ると、自然と参加者の皆さんも背筋が伸びますね。

 

次にスカーフの巻き方について教わりました。

先生が首元にしているスカーフは広げると、こんなに大きくなるんですね。

 

みんなでスカーフの畳み方を教えてもらいました。

 

順々に折りたたんでスカーフがちょうどいい太さになるようにします。

 

最後に山折り谷折りを繰り返して、輪ゴムでまとめてお花の形のリボンにします。

 

先生にスカーフを首元に巻いてもらいました。

このスカーフはただの飾りとしてだけでなく、機内でお客様がけがをしてしまった際の止血に使ったり、三角帯として使ったりするそうです。

 

スカーフについて学んだら、次は機内アナウンスに挑戦です。

初めにマイクの持ち方から教わります。

左手で、指を伸ばして持つと、きれいに見えるそうです。

 

機内アナウンスに挑戦しました。

先生が用意してくれた原稿を読むようにしましたが、時々お客様のほうに目を向けるようにも努力しました。

「～でございます。」「予定しております。」など普段はあまり使わない言葉づかいで、お客様に伝わるように丁寧にアナウンスをするように心がけました。

緊張しましたが、上手にできましたね。

 

機内アナウンスのあとはミールサービスのやり方も体験しました。

カートの操作の仕方や、お食事を置く向き、置き方についても教えてもらいました。

カートは足元のペダルで操作します。機内でカートが勝手に動いてしまわないように、しっかりとロックがかかっていることを確認します。

カートのドアは磁石でカートの横にくっついて、ぶらぶらしないようになっていました。

お食事を提供するときは、お魚かお肉か確認します。

大事なお食事なのでこぼさないように丁寧に扱います。

しっかり両手でトレイを支えて、向きを間違えないように提供します。

丁寧な言葉、丁寧な動きで提供すると、お客役の参加者も自然とお辞儀をしたり、お礼を言ったりしてしまいますね。

実習で使っているシートやカートは全部本物です。

実際の航空会社で使われていたものを使って、実習をしています。

残念ながら、お食事そのものは本物ではありませんが、本物そっくりで、とっても美味しそうでしたね！

 

お食事や飲み物を提供するときは、音を鳴らさないというのも大事なことだと先生が言っていました。

不安定で狭い機内でお食事や飲み物をお客様にお出しするのは、とても注意深くしないといけないんですね。

 

「搭乗実習室」では、搭乗手続きの体験をしました。

 

まずは、今回使用するチケットを作るために自分の名前を記入します。

本物そっくりのチケットが出来上がりました！

 

グランドスタッフの先生に英語と日本語での搭乗手続きを見せてもらいました。

 

先生が用意してくれた、英語、日本語の原稿をしっかり見ながら、確認します。

お手本を見せてもらったら、実践でチャレンジするので、やり取りを見る目も真剣です。

 

お手本を見せてもらったら、実践です。

交代で、グランドスタッフとお客様の役になって、搭乗手続き体験をしました。

先生が横についてくれてサポートしてくれたので、とても分かりやすかったですね。

 

お客様の名前や、行き先、持ち込み手荷物があるかどうかの確認や、荷物を預かる手順などの体験をしました。

 

チケットの控えを預かったら、最後にチケットをお渡しします。

チケットはきちんと両手で受け渡しします。

搭乗手続きが終わった後にチケットをお客様にお返ししたりするときは、手のひら全体を使って指し示して搭乗口や時間、座席番号をお伝えしたりするんですね。

皆さんしっかりとお客様のことを意識しながら体験していました。

 

自分の順番が来るまでは、先生と一緒に練習をしていました。

 

搭乗手続きの体験が終わったら、グランドハンドリングについて教えてもらいました。

グランドハンドリングとは航空機支援業務という、飛行機と荷物のお世話をする仕事です。

 

マーシャリングといってパドルやマーシャリングライトを使って航空機を決められた位置に誘導するお仕事です。

飛行機はバックが出来ないので、きちんと誘導しないといけません。

 

飛行機を押してバックさせる車や、荷物を積み込むときに使う車や、人を飛行機から乗り降りさせるときに使う車など、たくさんの専用の車が飛行場で動いています。

こういった車を動かすのも、航空会社のお仕事なんですね。

 

1時間半の講座で、多くの体験をさせてもらい、様々なお仕事のことを知ることが出来ました。

先生方、本当にありがとうございました！

 

またの開催をお楽しみに！