プログラムレポート
JICAのおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2022年12月10日開催)
公開日:2022年12月10日
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こどもバザール
12月10日は、JICA静岡県デスクの黒栁優里先生にご協力いただき、海外の活動や国際協力について学ぶおしごとを開催しました。
優里先生は、西アフリカのベナン共和国で2019年3月まで現地の小学校で体育などを教えていたようです。
独立前はフランスの植民地であったことから、ベナン共和国の公用語はフランス語です。現地語もあり、おはようの挨拶「エカーロ!」を覚えました。
ここで優里先生から皆さんに質問です。
世界にはいくつの国があるでしょうか。
3択で答えます。
- 約50か国
- 約150か国
- 約200か国
正解は3の約200か国です。
大半の方が正解です。それでは、そのうち途上国と呼ばれる国はどのくらいあるでしょうか。
- 150か国
- 50か国
- 20か国
意見が割れました。
正解は1の150か国です。
200か国のうち150か国は途上国という事実にみんな驚きます。
優里先生はベナン共和国の小学生をメインに教えていたものの、時には、大人の教員にも体育を教える機会があったそうです。
その様子をスライドや動画で紹介してくれました。
子どもも大人も活き活きした様子ですね。
優里先生が教える体育は、コーディネーショントレーニングをメインにしていたようで、実際にみんなもそれらを体験してみます。
コーディネーショントレーニングとは、神経系に視点を置いたトレーニング方法で、『動きやすい身体をつくる』『自分の身体を思い通りに動かせるようになる』ことを目的とします。さまざまな動きを組み合わせて行うことで、動きの神経回路をたくさん発生させるようです。
楽しいですね。
真剣に取り組んでいました。
他にも、ベナン共和国と日本の文化の違いについて教えてもらいます。
ベナン共和国の主食は、トウモロコシやキャッサバ、ヤム芋などの芋類です。それらを粉にしてお湯と混ぜ、おもちのようにして食べるそうです。
トイレやお風呂の風景も日本とだいぶ異なります。
アフリカ柄の服も色鮮やかで素敵ですね。
医療やお薬事情も、日本とだいぶ異なり、知らないことをたくさん知ることができました。
アフリカについてみんながもともと抱いていたイメージから、終盤では、「行ってみたい!」「もっとアフリカについて学んでみたい!」「他の国についても知りたい!」などの意見が出ました。
大変貴重な機会をありがとうございました。
次回の開催もおたのしみに!