プログラムレポート
10周年特別企画!商品開発プロジェクトの活動の様子(2022年5月~9月)
公開日:2022年10月20日
-
プロジェクト
2022年5月から9月まで商品開発プロジェクトとして、こども店長10名が10周年を記念するオリジナルチョコレートの商品開発に挑戦しました!
商品完成までの活動の様子を報告します。このプロジェクトは、静岡の無添加チョコレート専門店 concheさんに協力していただいています。
1回目:5月21日 チョコレートづくりに挑戦!
こども店長10名のメンバーの顔合わせの日。最初に自己紹介をしました。
普段からこども店長として活動しているメンバーですが、少し緊張した様子でした。
続いて、田中先生からチョコレートについて教えてもらいました。
お店で簡単に買って食べることができるチョコレートですが、材料のカカオ豆は、日本ではほとんど栽培されていないとのこと。カカオ豆を栽培している遠い国からはるばる日本にやってきたカカオ豆がチョコレートの原料になります。
チョコレートについての知識を頭に入れたところで、次は、カカオ豆からチョコレートを作る体験を行いました。
最初に田中先生のお店で焙煎したカカオ豆の皮をむきます。お店で大量に出るカカオの皮は、お茶農家さんに引き取ってもらい、肥料になっているそうです。
ここで味見をしてみましたが、とにかく苦くてこどもたちはびっくりしていました。
取り出したカカオ豆を乳鉢に入れて、粉々にしていきます。ここがなかなか大変な作業でしたが、ここをがんばらないとなめらかなチョコレートになりません。
交代でぐるぐる回して頑張りました。
なめらかになってきたら、ココアバター、砂糖、粉ミルクを入れて、練り上げます。
チョコレートの温度を確認しながら、テンパリング(チョコの温度を下げながらココアバターの結晶を整え、つやを出してくちどけを滑らかにします)をしてから、型に流します。
チョコレートを冷やしている間にコンチェさんの商品を試食させてもらいました。
皮をむく作業から約2時間でチョコレートが完成!
完成したチョコレートは、紙のパッケージに入れて持ち帰りました。
チョコレートの材料や製造工程を知る貴重な体験となりました。
最後に10周年のチョコレートを作るにあたり、これから決めていくことを確認しました。
商品のコンセプト、チョコレートの味、トッピング、形と大きさ、パッケージデザインなど。
商品ができるまでには、決めなくてはいけないことが盛りだくさんです。
最後に商品のアイデアを記入するワークシートを宿題で持ち帰りました。
次回、アイデアを出し合って商品を決めていきます。
2回目:6月12日 商品会議
宿題で書いてきたワークシートをもとに、どんな商品にするか話し合いました。
まあるんの形のチョコレートを作りたい!という案が多く出ました。
最終的にプレゼントにできるようなちょっと豪華なチョコとシンプルなデザインと味でおやつになるようなチョコ、という2つの案に絞られました。
どんなチョコレートになるでしょうか。楽しみですね!
3回目:8月2日 商品会議
3回目は、最初にチョコレートをどんな味にするのかを相談しました。
ミルクチョコ、ビターチョコ、ホワイトチョコ、いちごチョコなどチョコレートにもいろいろな種類があります。
更にカカオ豆の産地によってチョコレートの風味と味が変わってくることがわかりました。
こどもたちから人気だったのはミルクチョコレート。
あまりに苦くないほうがいいけどカカオの味もしっかりしたほうがいいね、ということでミルクの割合をどのくらいにするか、話し合って決めていきました。
そして2つのチョコレートのデザイン、味、形を決めていきました。
どちらもまあるんのイラストの入ったデザインにしたいというこどもたちの希望があり、
A:まあるんをチョコで再現した大きめのカラフルなチョコレート
B:ミルクチョコレートのみのシンプルな丸い形のまあるんのイラスト入りのチョコレート
というおおまかな商品の方針が決まりました。
Aは、まあるんをチョコレートで再現するので、チョコレートに色をつけなくてはいけません。
チョコレートの色の種類を増やすと、それだけ製造工程が増え、その分最終的には値段も高くなります。あまり値段が高すぎると買ってくれる人が少なくなってしまう可能性があります。
どこまでこだわって再現するのか、価格をいくらにするのか、理想と現実をすり合わせる難しい話し合いとなりました。
先生もこどもたちの想いをどうやって実現して、たくさんの方に買ってもらい喜んでもらえるかと、頭を悩ませていました。
最終的に、4種類の色を使って再現し、トッピングはなしにして、値段は1000円以内におさめる、ということに決まりました。
こども店長たちの想いが少しずつ形になってきました。
Aのチョコレートの形は、まあるんを再現するので、全身が入るように縦長の長方形に決まりました。
まあるんの絵は、こども店長が持っている「こども店長バッチ」の中から人気のまあるんのイラストを選んで決めました。
Bの形は、こども店長の提出したワークシートの中のデザインから選んで決めました。
丸い形のチョコにまあるんと虹が描かれたデザインに決まりました。
4回目:9月17日 パッケージ検討、商品名検討、販売準備
この日は、前回の話し合いで決定したチョコレートの模型を先生が作ってきてくれました。3Dプリンターを使ってできた模型は実物の大きさと同じです。
手に取って大きさやデザインを確かめました。
Bのパッケージのデザインは、夏休みの前半に「こどもバザール」のおしごと「デザインのおしごと」に参加した社員さんがパソコンで描いてくれたデザインの中からこども店長たちが好きなデザインを決めました。
1つには絞りきれず、3種類のパッケージを採用することになりました。
Aは、サイズが大きいので、透明のパッケージに入れて、チョコが外から見えるようにすることになりました。
この模型はグレー1色ですが、実際は、4色のチョコレートを使って製造されるので、カラフルな仕上がりになる予定です。
パッケージだけだとシンプルなので、左上に10周年のお祝いシールを貼ることになりました。
商品名は商品の特徴がわかりやすく伝わるようにあれこれアイデアを出して考えました。
最終的に決まった名前はこちら!
A:カラフルまあるんチョコレート
B:10th記念コインチョコレート
値段は、Aが税込み1000円、Bが税込み270円となりました。
これで商品を完成するために決めることはすべて決まりました。
11月19日(土)に、エスパルスドリームプラザで「お披露目販売会」を実施することもこどもたちに発表されました。
エスパルスドリームプラザでの「お披露目販売会」は11月19日(土)14時30分から開催します。
るんるん♪おんがくあそびのメンバーとまあるんによるステージイベントのあと、チョコレートが販売されます!
この日はこども店長たちも販売を手伝います。
尚、チョコレートは、数量限定のため、事前予約が必要になります。
販売方法についての詳細は、以下のリンク先をご確認ください。
https://maaru-ct.jp/news/152557/
ご希望の方は上記リンク先に掲載している予約フォームよりご予約をお願い致します!
商品開発プロジェクトの活動はこれからも続きます。