プログラムレポート
オリジナルスプーン作り ちびっこプログラムの様子(2022年8月29日開催
公開日:2022年09月01日
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ちびっこプログラム
8月29日は沼津で小野銅工店をされている、小野裕康先生のご協力いただいてオリジナルスプーン作りの講座を開催しました。
今回は、五円玉に使われている真鍮、十円玉に使われている銅のどちらかを選んで、大きなカレースプーンと小さなスプーンを作ります。
目の前には色んなハンマーがあって、ちょっと楽しみになってきますね。
早速トントンと叩いていきましょう。
叩くと金属は硬くなる性質を持っています。
小さなスプーンを作る時は金床の上で叩きます。
あらかじめ先生が丸みをつけてくれていた大きなスプーンは丸棒に当てながら叩きます。
小さいスプーンはある程度叩いて硬く出来たら、木のへこみを使って、丸みをつけていきます。
慎重に、でも力強く叩いていましたよ!
小さなスプーンも大きなスプーンもきれいに丸みをつけることが出来たら、スプーンの持ち手のところにアルファベットの刻印をします。
と、その前にアルミの板の上で刻印の練習をしました。
細い刻印を金属の面に対して真っすぐに立てます。
刻印の上のところを短いハンマーでドンドンと叩きます。
真っすぐ立てないと文字がきちんと刻印できませんし、刻印は小さいので手を叩かないようにしっかりと手元を見ながら頑張って練習しました。
アルミの板に刻印の練習をしたら、いよいよ本番です。
真鍮や銅はアルミの板より硬くて滑りやすいです。
親子で協力して、慎重にスプーンの柄に刻印をしました。
刻印が出来たら、スプーンの持ち手を裏から叩いて丸みをつけます。
皆さんハンマーの使い方がだんだん上手になりましたね。
大きなスプーンも小さなスプーンも、形が整ったら周囲をやすり掛けします。
スプーンの先はお口の中に入りますし、持ち手のほうもずっと手で触っているので、滑らかになるようにしっかりとやすり掛けをしました。
やすり掛けをしては、触ってみて滑らかになっているか確認します。
最後に、金属磨きを使ってよく磨きます。
金属磨きを使ってピカピカになったらスプーンの完成!
世界に一つしかないスプーンが出来上がりました!
真鍮や銅のスプーンはお手入れをしっかりすると、一生使えるそうです。
自分だけのスプーン、たくさんかわいがってくださいね!