プログラムレポート
レイヤーハーバリウム作り 講座の様子(2022年6月26日開催)
公開日:2022年06月27日
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しごと・ものづくり講座
6月26日はきょうびしやのたかばたけあや先生にご協力いただき、中の液が2色に分かれたハーバリウムを作る講座を開催しました。
ハーバリウムとはもともと、植物標本を立体的に保存するために、ボトルに入れて専用のオイルを入れたものです。
今は、カラフルなプリザーブドフラワーやドライフラワーを入れて、インテリアとしても楽しまれていますね。
普段あや先生は、静岡市葵区で「きょうびしや」というお店でハーバリウムの作品を作って販売しています。
今回は先生が3種類のボトルを用意してくれました。
少し背が低くて厚みのあるボトル、六角形のボトル、ハート形のボトルです。
どのボトルも特徴的で、悩んでしまいますね。
ボトルを選んだら、今日使うオイルのお話がありました。
今日は色のついたカラーオイルと、色のついていない透明なミネラルオイルを使用します。
2種類のオイルは重さが違うので混ざり合うことがなく、色のついているところと透明なところがそれぞれ楽しめるようになっています。
今回は7色のオイルを用意してくれました!
中に入れる植物との色の組み合わせを考えたり、どういう風に見えるかを想像したりと、これも悩んでしまいますね。
そして、植物のお話も先生からありました。
「これは何でしょう?」
先生が、ひとつひとつお花のお話をしてくれました。
今日はヘリクリサムや千日紅、ボアプランツや、アジサイ、ミニカスミソウ、胡椒のもとになっているペッパーベリーなど色々な植物を用意してくれました。
とってもカラフルですね!
どれも、プリザーブドフラワーなので元々本物の植物だということも先生は教えてくれました。
ボトルを選んだら、みんなで使いたい素材を選びます。
どんな風に配置するか想像しながら、どんな色が入っていたらステキか考えながら、選びました。
選びながら、触ってみると、とても繊細でふわふわしていて、本物の植物なんだなということが分かります。
皆さんそれぞれ使用する素材が決まったら、ボトルの横に、どんな風に入れていくか並べてみます。
長すぎるものは長さを調節したり、全体のバランスを見ながら並べてみました。
ボトルの形がそれぞれ違うので、中に入れたときにどんな風に見えるか想像しながら、横に並べてみました。
低いボトルは、広い面があって厚さもあるので、大画面の奥行のある配置が出来ます。
六角形のボトルは一つ一つの面は狭いけど、高さがあるので、長い植物の特徴が活かせる配置が出来るかな?
ハート形のボトルは、丸みのある広い面が2つあって、高さもあるので他のボトルにはない楽しさがありますね。
詰めすぎてしまうと、光が入って来なくなってきれいに見えないので、上の方は少し空間をあけた方がきれいに見えるよ。と先生がアドバイスをくれました。
どういう風に入れたらきれいに見えるかをじっくり考えて、並べてみました。
どんな感じにするか決まったら、ボトルの中に素材を入れていきます。
柔らかいものや、枝が繊細なものについてはしっかりピンセットで根元を持って、一番最後に入れると形が崩れないと先生が教えてくれました。
長いピンセットで植物の根元のほうをつまんで、入れます。
皆さん、慎重にボトルの中へ素材を入れていきます。
長いボトル用の長いピンセットを丁寧に使って、優しく素材を入れます。
入れた後に向きを変える時も、長いピンセットで優しく動かします。
ちょっと入れてみたら、遠くから見てみてバランスを確かめます。
ボトルに素材を配置できました。
オイルを入れていないと、ガラスの厚みが感じられて、少し窮屈そうに見えますね。
ボトルの中に素材を入れたら、いよいよカラーオイルを入れていきます。
7色あるカラーオイルの中から好きな色を選んで、席に持ち帰ります。
カラーオイルを入れた紙コップの底が、本当の底より上がって見えることを発見している人もいました。
ハーバリウムは、この「オイルを入れるとが本当の底より上がって見えること」がとても大事です。
素材に直接かからないように、ボトルを傾けて、ゆっくりと、ボトルの内側にカラーオイルが伝って入っていくようにします。
紙コップのふちを折って、とがった形にすると注ぎやすかったです。
どんな風になったかな?
オイルが入っているところと、これからオイルを入れるところでは、見え方が少し違っていますね。
カラーオイルを入れたら、最後の仕上げに透明なミネラルオイルを入れます。
一気に入れると溢れてしまったり、中の素材がずれてしまったりします。
ミネラルオイルを入れる時も、ボトルの内側にオイルを伝わらせて、ゆっくりとオイルを入れました。
最後は、上に少し空気が入るところを残して、ミネラルオイルを注ぎます。
ボトルにキャップを閉めたら完成です!
キャップも7色から選びました。
オイルを入れる前と、オイルを入れた後。どんな風に見え方が違うでしょう?
オイルが入ることで、素材が少し浮き上がって、外に広がっているように見えますね。
光もいっぱい入ってきて、キラキラして見えます。
皆さんお店に並んでいるような本格的な作品ができあがりました。
カラーオイルが下に入っているので、下の方の素材が少し違う色に見えるのも面白いですね。
あや先生のきょうびしやは色々なイベントに出店していたり、お店でワークショップをやっていたりします。
是非、SNSのほうもチェックしてみてくださいね!
またの開催をお楽しみに!