プログラムレポート
銅板ヘラ出し体験! 講座の様子(2022年3月6日開催)
公開日:2022年03月12日
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しごと・ものづくり講座
3月6日に清水建設産業組合・静岡県板金工業組合清水支部様のご協力で、板金の技術を体験する講座を開催しました。
板金の特性を活かして、好きな絵をヘラを使いながら立体的に浮かび上がらせていきます。
神社や仏閣では銅板細工として用いられていますが、近頃ではお家の装飾に板金加工をする施す方が少なくなってきているとのことです。
今回も板金職人の方々に、銅板に書いた絵を浮かび上がらせる方法を教えてもらいました。
今回は『ま・あ・る』オリジナルの下絵を使ってチャレンジします。
みんな悩みながらどの絵にするか決めました。
その次に、銅板にベニヤ板を当てて、縁をボールペンでなぞります。
折り目をつけるために、少し力を入れて裏に跡が浮き出るようにします。
そして、カーボン紙を使って、見本の絵を銅板に写していきます。
銅板と下絵をテープで固定させ、慎重に転写しました。
絵が転写できたら、線に沿ってボールペンでなぞります。
筆圧は強めに、銅板にはっきりとした線をつけていきました。
輪郭がはっきりと出たら、浮き上がらせたい箇所にヘラを使って押し出していきます。
場所に合わせていろいろな太さのヘラを使い分けます。
凹凸の強弱を自分好みに表現することができますね。
細かい表現については先生方が丁寧に教えてくれました。
想像している以上に根気のいる作業でしたが、みんな真剣に取り組んでくれました。
力を入れながらヘラでこすり続けます。
そうすることでぷっくりとした丸みが出て、優しい仕上がりになります。
完成したら、先生に縁を曲げてベニヤ板とでくっつけていただきました。
ベニヤと合体したら、最後に紐をとりつけて、クリアのスプレーで塗装したら完成です。
一枚の銅板があっという間に立体的で美しい作品になりました。
今回もたくさんのご応募をいただきました。
次回開催も愉しみにしていてくださいね。