プログラムレポート
各お店こども会議(33期の振り返り):バザール日記(2022年1月29日・30日開催)
公開日:2022年02月06日
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こどもバザール
1月29日と1月30日の2日間は33期のこどもバザールを振り返るためのこども会議を各お店分かれて行いました。
1月23日の午後は市長副市長の振り返り会議が行われました。
▼こちらの記事をご覧下さい。
1月29日は午前に『銀行』と『ゲームや』、午後に『プラバンや』と『ラッキーパーク』が振り返りの会議を行いました。
1月30日は午前に『ざっかや』と『デコめいしや』、午後に『ハローワーク』と『あつまれ!ちいさなおともだち★』が振り返りの会議を行いました。
まず、33期の市長副市長の取り組みについてこども店長が振り返りをします。
32期のこどもバザールでも、同じように市長副市長の振り返りを店長たちにしてもらい、課題となったことは33期のこどもバザールで改善して実行しました。
市長副市長より、33期の各お店の運営について報告をします。
33期は、32期よりも「社員さん、お客さんファースト」を心がけ、店長同士も積極的にコミュニケーションをとる『清水ま・あ・るシティ』を目指して運営しました。
その成果はシティアンケートに出ていて、「楽しかった・とても楽しかった」100%となりました!
各お店の売り上げや社員さんの受入れ人数なども、きっちり数字とあわせて確認し、最終的に各お店の目標を達成できているか確認しました。
その上で各お店で33期を振り返り、以下の項目について、こども店長一人一人が考えてフセンに書きだします。
- やってよかったこと・うまくいったこと
- むずかしかったこと・うまくいかなかったこと
- やってみたいこと
- 店長のしごと
- 社員さんのしごと
書いたフセンは、最後にみんなで意見を出し合いながら確認をします。
『銀行』の33期の目標は「ひとつひとつのことをていねいにやる」です。
結果は100%達成でした。
銀行の店長からは、次のような意見が出ました。
- ありがとう補助金は、全員に配ることができなかったけど、呼びかけをしたり、直接声をかけたりして配る工夫ができた。
- 宝くじはやってよかったけど、もっと利用してもらいたかった。
- おしごとカードをハローワークにもどす呼びかけができた。
- ソーシャルディスタンスの呼びかけが難しかった。
銀行は全員が6年生の店長だったこともあり、それまでの経験をいかして、予期せぬ事態が起こっても、店長同士で考えて判断して対応することができました。
『ゲームや』の33期の目標は「めざせ!1日15回以上ゲームで遊んでもらう」です。
結果は見事達成でした。
目標を達成するために、ちびっこさんや小学生、みんなに楽しんでもらえることに気を付け、ゲームの種類も見直しました。
ゲームやの店長からは、次のような意見が出ました。
- コリントゲームはとっても人気だった!
- わなげを復活してよかった!
- 市長副市長に、助けてもらってうまくいった。
- 各ゲームのルールの見直しが必要かも。
- 「景品いらない」というお客さんがいたから、高学年がほしい景品をつくりたい。
- ちびっこ値段、店長値段、社員さん値段、と値段を考えなおしてもいいかも。
- 社員さんの仕事の内容もふやしたい。
「うまくいなかかったこと」から「次はこれを考えた方がいいね」という意見がたくさん上がりました。
次の課題は、高学年も楽しめるゲームやにするにはどうするか。
34期に担当する店長にバトンタッチです。
『プラバンや』の33期の目標は「1日10個以上売る!」です。
結果は見事達成でした。日々の売り上げも32期より大幅アップ!
目標を達成するために、日々、商品の売れ方を見て、自分たちで考えて、商品を開発していました。
プラバンやの店長からは、次の意見が出ました。
- くじプラバンや占いプラバンは「集めたい!」というお客さんがいてたくさんかってもらえた。
- 高級プラバンは高学年の子に人気だった。
- 季節ものの、お正月プラバンはやってよかった。
- イニシャルオーダープラバンはたくさんお客さんが来ると忙しかったけど、やってよかった。
- プラバンの商品をもっとふやしたい。ホラー系やお菓子プラバン、おそろいプラバン、黒い板のプラバン・・・など。
- 難易度別のプラバンもいいかも。
- イニシャルプラバンの完全オーダー制。
こどもバザール開催日の午後に商品製作日を設けていましたが「商品がたくさん売れる=在庫が減る」ため製作が追い付かないことが多々ありました。
そこから「製作日をもっと増やしたい!」という前向きな意見も出ました。
お店運営中は製作に手が回らないため、34期は計画的に製作日をつくりたいです。
『ラッキーパーク』の33期の目標は「1日3個以上景品を交換してもらう」です。
目標は見事達成でした。
33期に向けた話し合いの中で、市長から「もっと目立つゲームを!」という意見をもらい「糸くじ」を新しく設置しました。さらに、景品や社員さんの仕事も見直し、かなり大幅リニューアルにチャレンジした33期となりました。
ラッキー店長から出た意見は次のとおり。
- チケットの価格設定を見直してよかった。
- チケットが足りなくなることがあった。ラッキーチケットの種類を見直してもいいかも。
- 景品を新しくしたから、チケットと交換してくれる人が増えた。
- 景品が足りなくなることがあったから、在庫をふやしたいし、種類も増やしたい。
- ラッキーチケットが足りなくなった。ラッキーチケットの種類を増やしてもいいかも。
仕事に来てくれる社員さんが増えたことについては「ラッキーパークの楽しさを伝えられたかな」と分析していました。
アイデアがたくさんでたので、34期はより魅力的なお店になりそうです。
『ざっかや』の33期の目標は「めざせ!売り上げNo.1」です。
結果は見事達成です。
こども店長が新商品を開発し、店長オリジナル商品として、当日は製作した本人が心を込めてお客さんに販売することができました。
ざっかやの店長から出た意見は次のとおりです。
- ざっかや史上初めてやった「くじ」がよかった!
- くじの景品が女子向け多めになってしまった。
- くじや景品のルールの見直しが必要。
- 店長の新商品がよく売れた。
- 売れない商品があった。商品のレベルを上げて、男子向けのものを増やしたい。
- 製作日をもっと増やして、店長の新商品を増やしたい。
ざっかやの店長同士で意見を出し合いながら進めた、新商品や新企画が、目標達成する上で重要であったと店長自身が振り返りました。
『デコめいしや』の33期の目標は以下の通りです。
- 社員さんに人気のあるお店にする
- 社員さんに1日5人来てもらう
- 売り上げが毎回上がるようにする
結果はほぼ達成でした。
デコめいしやの店長からはこんな意見が出ました。
- テンプレートめいしやおみくじの販売がよかった。
- 大人スタッフがいなくても、こども店長だけでできた!
- 社員さんとコミュニケーションを積極的にとるようにした。
- 放送をたくさんして、宣伝に力をいれた。
- 社員さんのおしごとが少ないから、社員さんにめいしをつくらせてあげたい。
- お客さんが自分でめいしをつくれるようになってもいいかも!
- セット買いしてくれた方にメッセージカードをあげるサービスをしてよかった。もっと色々なサービスを増やしたい。
目標を意識しつつ社員さんやお客さんの状況をみながら、日々の運営を工夫しました。
デコめいしやは、33期で一旦終わりとなります。
2時間のこどもバザールの活動では、お客さんがデコめいしやを利用するタイミングをつくるのが難しいのかな、と感じました。
今回みんなが出した、次に復活するときの参考意見と合わせて、バザールの運営方法にマッチしたお店にしたいです。
『あつまれ!ちいさなおともだち★』の33期の目標は「ちびっこさんに笑顔で帰ってもらう」です。
こちらも目標達成です。
ちびっこさんファーストで自ら考えて行動することができました。
あつとも店長から出た意見は次のとおりです。
- ひだまりパーク内でちびっこさんと一緒にあそぶことができた。
- こどもバザール内のお買い物やゲームなど、ちびっこさんをサポートすることができた。
- お互い慣れるまでの時間はちょっと気まずいこともあった。
- 声をかけるタイミングが難しかった。
- 名札をつけて、名前でよんであげたい!
- お仕事でつくるモノの種類を増やしたい!
- くじを楽しんでもらったから、景品をもっと増やしたい。
- 社員さんを受け入れられるようになったらいいな。
お互いが慣れるまで、緊張したり、ぎこちなくなってしまった点を「むずかしかったこと」に挙げてくれましたが、ちびっこさんに寄り添いながら距離を縮めようと努力してくれた姿は素晴らしかったです。
ちびっこさんのお迎えから商品づくりの説明やサポートは、日々の経験を増すごとに上達していました。
ちびっこさんが喜ぶ姿や、帰りの時の「ありがとう」は本当にうれしいですね。
小学生と未就学児さんが交流する場面がもてるのは、こどもバザールならではだと感じました。
最後は『ハローワーク』です。
33期の目標は「大きな声ではっきりていねいに伝えて、目をみてわかるようにおしごとしょうかいをする」です。
こちらも目標達成です。
ハローワークの店長から出た意見は次のとおりです。
- 待ち時間を楽しんでもらうために、クイズやなぞなぞをしたり、しりとりをしたり、ジャンケンキングをしたりしてもりあがった。
- おしごとを迷っている社員さんや、はじめてさんには、おしごとしんだんチャートを積極的につかった。
- はじめてさんに1対1で対応するように心がけたし、声をかけられるようになった。
- おしごとの場所がわからない人のフォローができた。
- ハローワークで働く人が少なかったから、ハローワークの仕事の楽しさを伝えたい。
- お金を使い切ってしまう人もいるから、最後のおしごと紹介後にイベントができたらいいな。
どのおしごとに行くかを悩んでいる社員さんに対しては丁寧にフォローをし、ハローワーク内にとどまる社員さんに対してはクイズや心理テストで楽しませてくれました。
はじめてさんにも積極的に接し、おしごと場所が分からない場合には案内をするなど、サポートに努めている姿が印象的でした。
「おしごとごっこ体験のルールを説明して、おしごとを紹介する」場所がハローワークですが、33期の店長は「社員さんを楽しませる」というプラスαにチャレンジしていました。34期はより活発なハローワークになることを期待します。
34期は、新5、6年生の新体制になり、新しいこども店長も加わります。
新市長・副市長を筆頭に、新しいこどもバザールが始まります。
33期に経験し感じたことや学んだことを、新しい仲間の店長と共有しながら、新しい一歩を踏み出していきます。
34期の運営について考える「こども会議」の報告も随時行ってまいります。
おたのしみに。