プログラムレポート
大工さんに学ぶイスづくり 講座の様子(2022年1月4日開催)
公開日:2022年01月08日
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しごと・ものづくり講座
1月4日は、清水職業訓練協会、清水建築組合にご協力いただき、木のイスを作る講座を開催しました。
講師として、斉藤寛晴先生、滝邦男先生、サポートとしてMASの川﨑蒼士さんに来ていただきました。
※MAS(ま・あ・るアシスタントスタッフ)とは、小学生時代に「こども店長」を経験した18歳以上のアシスタントスタッフのことです。
今回は、ヒノキの脚を組み立てて、杉の背板と座面をくぎで打ちつけます。
先生が事前に材料を用意してくださいました。
座面の板に、一つだけ長いものがあるので、これはのこぎりで切ってしまいましょう。
のこぎりは、板の目に対して刃の使い分けをすることも先生は教えてくれました。
思い切り最後まで切ってしまうと、勢いがつきすぎてけがをしてしまうこともあるので、最後まで慎重に気を抜かずに切りました。
切ったところはやすりをかけて、滑らかにしました。
次に、背板、座面の板のくぎを打つところに印をつけます。
先生が用意した設計図をよく見ながら、差し金を使って印をつけます。
板がたくさんあって、大変な作業ですが、きれいにイスを作るためにきちんと印をつけました。
印をつけることが出来たら、どんどん組み立てていきます。
くぎを打つところにはドリルを使って先に穴を開けておきます。
先に穴をあけておくことで、木が割れてしまうことを防ぐそうです。
取り付けるところに一度ボンドをつけて固定をさせてから、ドリルで穴を開けます。
穴を開けたら、くぎを打っていきます。
しっかりと、手元を見てくぎを打ちます。
難しいところは先生に手伝ってもらいました。
脚の組み立てが終わったら、座面と背板をつけます。
最初はおそるおそる穴を開けていましたが、慣れてくると穴を開けるのも楽しくなってきました。
くぎを打つときは金づちの使い分けをします。
力いっぱい打つときは平らな面を使って、仕上げにくぎの頭だけ叩くときは少し丸くなった面のほうを使います。
道具の使い方を先生が一つ一つ丁寧に教えてくれました。
角が気になるところにやすり掛けをすれば、イスの完成です!
最後に、しっかりお片付けをするところも大事なお仕事ですね。
皆さん良いイスが出来上がりました。
おうちでも使ってみてくださいね。