プログラムレポート
micro:bit(マイクロビット)であそぼう! 講座の様子(2021年11月13日開催)
公開日:2021年11月20日
-
しごと・ものづくり講座
11月13日は常葉大学教育学部三井一希研究室の皆さんにご協力いただき、micro:bit(マイクロビット)を使ったプログラミング講座を開催しました。
micro:bitとは、A・Bの2つのボタンと5×5の赤く光るLEDで作られた小さなコンピュータです。
パソコンで作ったプログラムをmicro:bitに読み込ませることで、色々な機能を持たせることが出来ます。
プログラムを始める前に、先生からの質問です。
「プログラミングって何でしょう?」
プログラミングとは、コンピュータにさせたいことの「手順」を書くことです。
では、「どんなもの」にプログラムが使われているでしょうか?
テレビ、電卓、パソコン、ロボット、ゲーム、自動販売機など色々な意見が出ました。
皆さんがま・あ・るに入る時に使うゲートにも「市民証を読み取ってゲートを開ける」というプログラムがされています。
プログラムのことが分かったところで、早速micro:bitに触ってみます。
手のひらよりも小さなこのコンピュータに、一体どんなことが出来るのでしょうか?
micro:bitで自己紹介
まずは、手始めにmicro:bitのLEDに自分の学年を表示させるプログラムを作りました。
Aボタンが押されたら、学年を表示させるようにプログラムをします。
同じように、Bボタンが押されたときにも学年が表示されるようにしました。
そして、最後にAとBの両方が押されたら、名前がローマ字で表示されるようにプログラムをしました。
これで準備完了です。
同じグループの人たちと、micro:bitを使って自己紹介をしました。
まずはAかBのボタンを押して学年を表示させます。そして、AとBのボタンを押して名前を見せ合いました。
全員上手くプログラムが出来たら10分休憩です。
休憩をすることも大事ですね。
お宝探しに挑戦!
さて、ここからが本番です。
micro:bitを使って、なんでもホールに隠された「お宝」を探します。
お宝にはレーダーから出た信号をキャッチしたら返信を返して、レーダーに表示させるプログラムがついています。
この仕組みを上手に使って、手元のmicro:bitから出す信号の強さを調節しながら「お宝」を探してみようというわけです。
それぞれのグループにプログラムが書かれた設計図が5枚配られました。
- 探すお宝を決める
- 信号の出方を弱くする
- 信号の出方を強くする
- 信号を「お宝」に送る(LEDに発信した印を表示する)
- 「お宝」から信号が返ってきたら大きなハートマークを表示する
この5つのプログラムを全て作ってmicro:bitに入れることで探知器が完成します。
みんなでプログラムの設計図を分けながら、一つ一つのプログラムをしていきました。
途中で分からないことがあっても先生や、グループの仲間が教えてくれました。
探知器が完成したら、早速探検に出発です。
なんでもホールに隠された「お宝」を無事に発見することが出来るのでしょうか。
まずは強い信号を発信して、なんでもホールのどのあたりに「お宝」がありそうか調べます。
「お宝」から信号が返ってくると、大きなハートマークが出ます。
大体の場所が分かったら、今度は手元のmicro:bitから出る信号を弱くします。
弱い信号を「お宝」が受け取ることが出来たら、信号が返ってくるので、さらに探す範囲を狭くします。
信号が返ってこないと大きなハートマークが表示されないので、元の場所に戻って違うところを探します。
「全然ないな~」
「反応があった!」
皆さんなんでもホールの中をグループで歩きながら探します。
「ここかな?」
「先生が持っているんじゃないの?」
探知器の表示を頼りに探していると……何か箱を発見!
早速開けてみると、宝箱の折り紙がついたmicro:bitが入っていました。
きちんと反応するか、「お宝」に対して信号を送ってみます。
信号を送ってみると、きちんと大きなハートが表示されました。
大成功!無事発見です。
全部のグループが発見出来たら、今度は「お宝」を隠すグループと探すグループに分かれて遊びました。
中々難易度の高いお宝探しになりましたが、皆さん楽しく「お宝探し」をしていました。
遊びながら楽しくプログラミングを学ぶ機会になりましたね。