プログラムレポート
ペンタブレット入門 講座の様子(2021年11月7日開催)
公開日:2021年11月12日
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しごと・ものづくり講座
11月7日は、岩本三四郎先生にお越しいただき「ペンタブレット入門」講座を開催しました。
ペンタブレットで絵を描くのは、紙に描くのとも違いますし、タブレット端末に直接絵を描くのとも違います。
画面を見ながら、手元のタブレットの上で専用のペンを動かして絵を描きます。
手元を見ながら絵を描くわけではないので、少し操作に慣れる必要があります。
初めに、ペンタブレットで線を引く練習をしました。
今回使用したソフトは「ファイアアルパカ」というソフトです。
力の入れ方によって、太い線や細い線を描き分けることも出来ます。
線の練習が出来たら、今度は今回描く絵を一回紙に描いてみます。
「模写をする時は、同じ大きさで模写をした方が、大きさや線の太さがきちんと模写できる」と先生がおっしゃっていました。
大体の絵を紙に描くことが出来たら、取り込んで下描きにします。
デジタルで絵を描くときは、透明な紙のような「レイヤー」というものを重ねて描くことが出来ます。
一番下の「レイヤー」に取り込んだ下描きを置いて、その上にペン入れ用の「レイヤー」を追加することで下描きを汚すことなくペン入れが出来ます。
また、レイヤー同士は独立しているので、ペン入れのレイヤーで消しゴムを使っても下描きが消えることはありません。
「レイヤー」を細かく分けることが出来たり、何回もやり直しが出来たりするのがデジタルで絵を描くときのいいところですね。
また、デジタルで絵を描くときは「拡大」が出来るので、紙に顔を近づける必要もないですし、細かく描こうと思えばどこまでも細かく描くことが出来ます。
「拡大」をして、下描きの一本一本の線を丁寧になぞっていくことが出来るのもデジタルで絵を描くときの特徴ですね。
強調したいところや、影のあるところ、厚みのある所はペンの線を太くするとグッと迫力が出ることを先生が教えてくださいました。
集中をすると、どんどん描き進めたくなるところですが一旦休憩を挟みました。
休憩をすることも立派な仕事の一つです。
ペンのレイヤーに清書が出来たら、下描きレイヤーとペン入れレイヤーの間に色塗り用のレイヤーを挟んで、色塗りをします。
色塗りのレイヤーも、服や肌、髪の毛、目などで分けたり、影だけのレイヤーを作ったりすることで、簡単に部分部分での色の変更が出来ます。
これもデジタルで絵を描くときの特徴ですね。
約3時間の講座でしたが休憩もはさみながら、皆さん思い思いの絵を描いていました。
途中のデータは持ち帰って続きが描けるように持ってきていただいたUSBメモリに保存しました。
ぜひ家でも続きを描いてみて下さいね。