プログラムレポート
電磁力推進車を作ろう! 講座の様子(2021年9月11日開催)
公開日:2021年09月12日
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しごと・ものづくり講座
9月11日は日立清水理科クラブの皆様と清水ロータリークラブ様のご協力で、電磁力推進車を作る講座を開催しました。
電磁力推進車とは「コイルに電気を流して作った電磁石と、磁石を使って走らせる車」です。
最初に保刈先生から、磁石、電磁石について教えていただきました。
磁石には固定磁石と電磁石があります。
固定磁石は方位磁石や、冷蔵庫にメモを貼る時に使ったりする時に使う磁石で、常に一定の磁力を持っているものです。
地球も大きな固定磁石なんです。
さて、地球はどちらがN極で、どちらがS極でしょうか。
磁石のNとSが引かれあうので、方位磁石のNが引かれている北極がS極、反対の南極がN極なんですね。少し不思議ですね。
電磁石は、金属の線を巻いてコイルを作って、そこに電流を流した時に出来る磁石のことです。
モーターや発電機の中に電磁石は入っていて、電気の力で回転をさせたり、回転の力を電気に変えたりしています。
リニアモーターカーもこの電磁力を使って走ります。
先生のお話が終わったら、早速、電磁力推進車を作っていきましょう。
まずは金属の線をクルクル巻いてコイルを作ります。
コイルが出来たら、導線の端をやすりで削ってカバーを取ります。
あとは先生が準備してくれた説明書に従って、電池ボックスを取り付けたり、ペットボトルのキャップを使ってタイヤを作ったり、コイルを車の後ろに取り付けたりしました。
少し難しいところは清水日立理科クラブの先生たちが、作り方を教えてくださいました。
完成した電磁力推進車に電池をセットして、クリップ端子を導線がつなげてあるネジにつなげると、コイルに電気が流れてコイルの周りに磁界が出来て、電磁石になりました。
試しに、固定磁石を近づけてみると・・・勢いよく前に進みました!
固定磁石を反対にして近づけると、後ろにバックしました。
実験が終わったら、クリップ端子をきちんと外して、別のところに挟んでおきます。
コイルに電流が流れ続けると、熱を持ってしまうので、必ず実験が終わったらコイルに電流が流れないようにしておきましょう。
コイルと電流で磁石が出来るなんて不思議ですね。
是非おうちでも実験してみて下さいね。