プログラムレポート
アプリ開発クラブ クラブ活動報告(2021年8月19日・21日、9月11日開催)
公開日:2021年09月13日
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こどもバザール
8月19日・21日、9月11日の3日間、常葉大学教育学部三井一希研究室の皆さんのご協力で、『アプリ開発クラブ』の活動を行いました。
クラブメンバーは、「清水ま・あ・るシティ」のお店を運営しているこども店長の8名です。
お店運営や日々の活動に役立たせ
常葉大学教育学部三井一希研究室の皆さんは、「しごと・ものづくり講座」でも中高生向け講座としてアプリ開発に挑戦する講座を何度か開催してくださっています。
▼中高生向け講座の様子はこちらの記事をご覧ください。
『アプリ開発クラブ』は講座とは異なり、全3回の活動となります。
アプリを作って終わり・・・ではなく、実際の店舗運営の中でアプリを使用して、改善点を見つけ、その解決を目指すところまで体験しました。
第1回 (2021年8月19日)
学生のみなさん、こども店長たち、それぞれが自己紹介をしてお互いについて知ってから活動をスタートします。
基本的な操作方法を学びます。
先生の見本に沿って、一つのアプリをつくってみました。
アプリの仕組みについて学んだあとは、実際に自分の担当する店舗の運営にどんなアプリを活用したいか考えます。
- どんなことができるアプリ?
- それは誰が使うもの?
- どうやって使う?
- アプリを使うとどうなる?
実際のお店の場所で、学生さんにこども店長から説明をする場面も見受けられました。
第2回 (2021年8月21日)
第1回で考えた「お店で使いたいアプリ」を実現できるように、実際に制作に取り掛かります。
■市長副市長
いつもは記録シートに自分たちで書いて計算までしている「税金集計表」。
自動計算ができるようなアプリを目指します。
お店の看板をアプリ内の表示に使うように撮影をしている様子。
■プラバンや
在庫の管理ができるようなアプリを目指します。
■ラッキーパーク
受付をスムーズにするための「サービス受付」アプリを目指します。
ラッキーパークで遊べるゲームが視覚的にもわかりやすいように、写真をいれました。
■デコめいしや
名刺の注文ができる「注文申込アプリ」を目指します。
デコめいしやの実際のオペレーションを学生さんにも説明しながら進めます。
■ゲームや
ゲームで遊んでくれた人の「人数カウントアプリ」を目指します。
文字が読めないちびっこさんにもゲームの内容が伝わるように、ゲームの動画も取り込みました。
第2回目の活動で制作したアプリは、実際のこどもバザールの活動の中で使用してみました。(8月23日~)
アプリを使ってみて、逆に大変になってしまうパターンも・・・。
改善点や、変更したいところを第3回目の活動では学生のみなさんに相談することにしました。
第3回 (2021年9月11日)
アプリについての相談をする前に、先生が「PDCAサイクル」についてお話してくれました。
第1回、第2回の活動では「PLAN(計画)」と「DO(実行)」を行い、こどもバザールの活動の中で「CHECK(評価)」、そして最終回の第3回では「ACTION(改善)」を行います。
このPDCAサイクル、普段の「こどもバザール」の運営でも自然とできていることもありますが、意識して取り入れられるとより良い運営ができますね。
各店舗が、実際にアプリを使用してみてどうだったのか、どんな部分を改善したいのか、発表していきました。
各店舗の課題を先生がまとめてくれました。
それぞれの改善点をどうしたら反映できるのか、先生方に相談しながら修正をしていきます。
世の中には、生活を便利で豊かにしてくれるアプリがたくさんありますが、そのアプリひとつをとっても様々な改善が加えられ、必要に応じてアップデートしながら運用がされています。
今回こども店長たちが学生のみなさんと作ったアプリも、実際に運用してみて見えてきた課題が数多くありました。
一度つくって終わり・・・ではなく、より便利に・より使いやすくするために考えながら改良を加えていくことが大切ですね。
常葉大学教育学部三井一希研究室のみなさん、アプリ開発を体験できる貴重な機会をありがとうございました!