プログラムレポート
フィールドワークに挑戦 未来の仕事を自然の中から見つけてみよう! 講座の様子(2021年6月12日開催)
公開日:2021年06月14日
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しごと・ものづくり講座
6月12日は静岡市沼上資源循環学習プラザ(しずモール沼上)、農学博士の重岡先生のご協力で講座を開催していただきました。
自然の中からヒントを得て、将来の仕事を見つけることを目的にフィールドワークを加えた内容になっています。
重岡先生から、「自然に関する未来の仕事」や、「生物模倣技術」について教えていただきました。
私達は異なる自然環境に住み、自然の恵みを享受して生活しています。
数十年後または数年後には、今ある仕事がなくなる可能性は大いにあります。
私達は、生物模倣技術から新たな産業を構築する必要があるのです。
そのためには自然の中から「考える力」、「発想する力」が必要になってきますね。
ヨーグルトの内蓋には「ロータス効果」が用いられています。
実際の例としてハスの葉があります。
ハスの葉の表面についた水は丸まって水滴となり、汚れを絡め取りながら転がり落ち、ハスの葉表面が濡れることがありません。
ハスの葉の表面とヨーグルトの内蓋を顕微鏡を使って確認しました。
その他にも、「かたつむりの殻」、「オナモミ」、「ヤモリの足先」、「カワセミの口ばし」など自然界からヒントを得て、商品化されたものを紹介していただきました。
自然の不思議のその先に目を向けることが大切です。
フィールドワークでは、あらゆる植物の特徴を発見しながらお気に入りの草木を一人一つ採取してもらいました。
それらを使って「どんなことに活かせるか」、「仕事にできそうか」などをプレゼンしてもらいました。
「おもしろい発見だね」と重岡先生。
指先よりも小さい植物の中にも、自然のテクノロジーが沢山詰まっていることがわかりました。
自然に目を向けることの大切さ、不思議に思う心の大切さも同時に学ぶことができました。
次回開催もおたのしみに。