プログラムレポート
日立清水理科クラブ講座 2極コイルモーターをつくろう! 講座の様子(2021年6月5日開催)
公開日:2021年06月06日
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しごと・ものづくり講座
6月5日は日立清水理科クラブ様のご協力で、2極コイルモーターづくりの講座を開催しました。
最初に保刈先生から、電気のはたらきについて教えていただきました。
モーターに電源コードがあるもの、ないものについて、身近なものを例にあげてお話してくださいました。
家でもモーターが使われているものを見つけ、それらが直流なのか交流なのか確認できると楽しいですね。
では、なぜモーターが回るのでしょうか。
固定磁石と電磁現象によって「力」が生まれます。
磁界の向きと直角に交わるかたちで電流を流すと、その2つと直角に交わる向きに力がはたらくということだそうです。
電流がある決まった向きで磁界に近づくと、そこには力が生まれます。
磁石のN極とS極の間には、コイルがはさまれています。
つまり、磁界の中にコイルが入っている状態です。
このコイルに電流を流すと磁界の向きに対して直角に電流が流れることになります。
すると、そこにはフレミングの左手の法則にしたがって力が生じます。
ポイントをおさえながら丁寧にご説明いただきました。
いよいよ2極コイルモーターづくりにチャレンジしていきます。
まず、ポリエチレン被覆銅線をラジオペンチを使って型紙通りに曲げて形を作ります。
難しい工程になりますが、先生方が丁寧にペンチの使い方を教えて下さるおかげで、みなさん理想通りの形に作ることができました。
その次に、ゴム筒を入れて固定します。
コイル同士を接着剤で接着させます。
接着剤が乾くまで、コイル台を作っていきます。
カッターの使い方もきれいですね。
不慣れな方については先生方が丁寧にサポートして下さいました。
次に、接点ワイヤーを取り付け、コイル台を組み立てていきます。
電気の流れをよくするためにコイル受け口側の銅線をヤスリでみがいていきます。
無事に動くでしょうか。
うまく回らない方は銅線の磨きが足りないケースもあります。
または、正しく組み立てできているかなどもう一度見直していきます。
2極コイルモーターは、難易度が非常に高いです。
がんばった分、成功した時の喜びは大きいですね。
次回開催もお愉しみに。