プログラムレポート
ペンタブレット入門!キャラクターデザインの基礎を学ぼう 講座の様子(2021年4月6日開催)
公開日:2021年04月09日
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しごと・ものづくり講座
4月6日はゲームクリエイターの岩本三四郎先生にご協力いただき、「ペンタブレット入門!キャラクターデザインの基礎を学ぼう」講座を開催しました。
まずは、ペンタブレットの使い方を体験します。
ペンタブレットはマウスと違って、ペンを使った描き方に近い感覚があります。
ところが実際にやってみると、紙を使って手元を見ながら描くのとは違い画面を見ながら手を動かすので慣れるまでが少し大変です。
ペンの種類もたくさんあって、力の入れ方によって描ける線が違うので、色々と試して練習しました。
ある程度操作に慣れたら、一旦ペンタブレットは置いておいて、自分の描きたいもののイメージを固めるために紙に下描きをします。
参加者の方たちが各自持参した資料を元に下描きを描きました。
道具はデジタルでも、手で描く作業はアナログの作業です。
上達のためにはとにかく描くしかないと先生も仰っていました。
下描きで大体のイメージが出来たら、下描きを取り込んで、デジタルのキャンバスの一番下に置きます。
下描きの上に「透明な紙」のような「レイヤー」を重ねて、下描きをなぞるようにしてペン入れをします。
なぞる時のコツは、「一気に描こうとせず、なるべく拡大して、ゆっくり描くこと」と先生は見本を見せてくださいました。
慣れている人は、紙の下描きなしで直に描き始めました。
デジタルのペイントツールの良いところは、「間違ってもすぐに戻れるところ」「けしゴムのかすが出ないところ」「パーツや作業ごとにレイヤーを分けることができるところ」など色々あります。
下描きの上に、色付きで半透明のレイヤーを挟んで描くことで、下描きの線とペン入れの線が混ざらないようにするのもデジタルならではの描き方ですね。
先生が教えてくださいました。
ペン入れは、間違ってもすぐに消すことが出来るので思い切って描くことが出来ました。
タブレットの上に絵を置いてなぞるというひらめきを使ってペン入れをする参加者の方もいました。
しっかりペン入れが終わったら、次は色塗りです。
色塗りをうまくやるコツは、塗る部分や色によってレイヤーを分けることです。
ペン入れをしたレイヤーの下に別のレイヤーを入れて、色を塗っていきます。
この時、きちんと囲まれた部分なら「選択範囲」を使うと、色がはみ出ることなく塗りたいところだけに色を塗る事ができると先生が教えてくださいました。
これもデジタルならではの技ですね。
ペン入れの線が途切れてないか確認してから、「範囲選択」をしました。
3時間という長い講座でしたが、皆さん集中してペンタブを使って絵を完成させていました。
今回はUSBメモリを持ってきてくれた参加者の皆さんは、完成した人も、そうでない人もデータを保存して持ち帰りをしてもらいました。
「Fire Alpaca(ファイアアルパカ)」というフリーペイントツールを使用したので、是非おうちでも続きにチャレンジしてみてくださいね。