プログラムレポート
心理カウンセラーのおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2021年4月5日開催)
公開日:2021年04月05日
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こどもバザール
4月5日に竹内まゆ先生のご協力で「心理カウンセラーのおしごと」を開催していただきました。
今回は昨年の夏に続いて2回目の開催となります。
心理カウンセラーってどんなおしごとかな?
竹内先生曰く、「人の心を扱うお仕事」だそうです。
竹内先生は中学校で心理カウンセラーとしてお仕事をされています。
中学生や保護者のカウンセリングがメインになるようです。
悩みがあった場合に、「身の回りに相談できる人がいない」、「相談してもなかなか解決できない」人が心理カウンセラーに相談に来ます。
そのような方々をクライアントさんと呼ぶそうです。
まずは、クライアントさんとの信頼関係を築くことからスタートします。
竹内先生が考える、ゴール(クロージング)は、「クライアントさん自身が問題を解決できるようになること」だそうです。
ただ「答えを述べる・教える」のではなく、「自分で気づいてもらう・考えてもらう」ことが最大の目的であると教えてくれました。
みんなにとって、「個性」や「性格」についてどんなイメージがあるでしょう。
「性格」は育った環境や周囲の環境で変わります。
「個性」は「気質」とも関係していて、生まれながらに持つものだったりします。
日常の出来事から自分自身はどんなタイプなのかをみんなにイメージしてもらいました。
「相手からプレゼントしてもらう場合は、自分の欲しいものだけがいい?」
または、「どんなプレゼントでも自分のために考えてくれたものだから何でも嬉しい?」
皆さんはどちらのタイプでしょうか。
面白いことに、良かれと思って相手にしてあげたことが、(相手が)求めているものと異なっている場合があります。
それによって受け取り方も変わってきてしまいますね。
ワークシートでもお店屋さんで食事をした場合の行動を例に、グループ内で意見を出し合いました。
リーダーさんにみんなの意見を発表をしてもらいました。
気にするポイントや行動は人によって異なりますね。
これについては良いも悪いも決してありません。
自分とは違うんだなっと発見できることで心の余裕が生まれます。
「飽きっぽい、集中力がない」は「色々なことに興味を持てる」人かもしれません。
その他にも、「目立ちたがり屋」は「自分を表現できる人」であったり、「緊張感がない」は「堂々としている」などと解釈することができます。
見方を変えることができれば人間関係を良好に保てるかもしれません。
いよいよ新学期が始まります。
新しい環境でも自分に無理することなく、充実した時間を過ごしていきたいですね。