プログラムレポート
南国の果実 ”ジャボチカバ”の魅力に触れよう 講座の様子(2020年12月26日開催)
公開日:2020年12月27日
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しごと・ものづくり講座
12月26日は西川農園の西川宣成先生のご協力でジャボチカバについての講座を開催していただきました。
ジャボチカバは南アメリカ原産のフトモモ科に属する熱帯果樹です。
その為、西川農園さんのハウスはとても暖かく快適な環境でした。
主な原産国はブラジルとボリビアだそうで、こちらの農園の大半はボリビア原産とのことでした。
特徴としては、枝先ではなく幹や太い枝に直接、花を咲かせ実になります。
幹を覆うように実がなるため、初めて見る方は驚いてしまいますね。
また、一年の間に複数回、実がなるのも特徴的です。
今年は、温暖の影響もあり、花や実が思った以上についてくれなかったようです。
いつもですと、この時期には幹にぎっちりと実をつけてくれるのですが、やはり生き物は自然に左右されますね。
正直です。
ここでこども達から質問です。
「なぜ、ジャボチカバは幹に実がなるのですか」と。
先生からは「いい質問ですね」とおっしゃっていただきました後、「この点について研究をしている方はおらず、参考文献がありません」と。
一説には、動物たちが食べやすいように…とも言われているようですが、本当のところはどうなのでしょう。
西川農園さんのジャボチカバは無農薬ですので、アブラムシや他の虫が実をかじっている場合があるとのことで、摘み取りの際には、この点を注意しながら取ってねとアドバイスを頂きました。
皆さん熟された実を見つけては丁寧に摘み取っていました。
コロナの影響で、今回試食はご遠慮いただきましたが、日持ちがしない果物ですので早目に食べて下さいね。
ブドウのような、ライチのような味がするかなと思います。
西川農園さんではジャボチカバを練り込んだパンやスイーツ、ドリンクなどが堪能できます。
是非味わってみて下さい。
今回はジャボチカバを練り込んだビスコッティのお土産も頂きましたので、フレッシュなジャボチカバと加工されたものとで食べ比べが出来ますね。
日本では栽培している農家さんが少なく、貴重なジャボチカバが静岡で楽しめるのは大変ありがたいですね。
これからもジャボチカバの魅力を多くの方々に知っていただけると嬉しいです。
次回の開催も愉しみにしていて下さい。